ある朝、バス停に向かい、自宅の裏の公園を足早に横切っている時、また多摩センターのスロープをのぼっている時、その鳥は、突然ふわり、と言う感じに一羽で舞い降りてきます。それも決まって歩く前方に。こちらが1メートル、時にはもっと近づいても首を傾けてこちらをうかがっている様子。いつもその「大胆さ、人懐っこさ」に驚かせられるのです。何という鳥?しかし「鳥の名前」は私の多々ある「うといもの」の中の一つ。名前が全く分からないものを調べるのもなかなか難儀です。最近では葉の形などから調べられる植物事典もありますが、図書館の鳥類図鑑類では残念ながらお手上げでした。調べるのをしばらく諦め、その「人懐っこい」性格から、勝手に「フレン鳥」(friendlyから)と呼んでいたのですが、こんなつまらないダジャレの様な呼び名で年を越しては、鳥にも軽蔑されそうな気がして再挑戦。やっと鳥の色や顔(?)を手がかりに調べられる「アルゴリズム野鳥図鑑」なるものネットで見つけ、その鳥が「ハクセキレイ」という名らしいことがわかりました。またその「人なつっこい」性格ぶりを写真と共にレポートしたブログなどもみつけたのです。もしまた偶然出会えたなら、今度はちゃんと「ハクセキレイだ!」と心の中でつぶやこうと思います。(A)