日本橋のMデパートで開催されている、岩合光昭氏の写真展(5月29日~6月10日)に行ってきました。氏は、40年以上にわたって世界の猫たちを撮り続け、これまでにも、個展を開いたり本を出版されています。また、衛星放送で「岩合光昭の世界ネコ歩き」を放送中ですので、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、会場に着くと、何やら長い列ができていました。聞けば、これから岩合氏のサイン会があるのだとか。関連グッズの売り場も人でごった返していて、こちらも、会計を待つ長い列が。写真を見ようと中に入ると、人だらけで、ゆっくり鑑賞するといった雰囲気ではありませんでしたが、それなりに楽しめました。イタリアで、トルコで、ギリシャで、日本で、猫はどこでもやっぱり猫なのでした(当たり前のことなのですが)。皆、風格や存在感があって、味のある写真ばかり。写真家の技術と、何より、猫への愛があってこそ、こうした作品が生まれるのでしょう。
猫繋がりの話題。今年の3月に発売された『多摩川猫物語:それでも猫は生きていく』(小西修著。角川書店)を購入しました。著者は写真家で、多摩川流域に住む野良猫たちの支援活動を20年以上にわたって続けておられるとか。微笑ましいだけでなく、過酷な現実の中で傷つきながら生きている猫たちの姿も収録。猫好きには是非読んで頂きたい一冊です。(Y)