恵泉女学園大学

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深夜アニメ

もともと活字人間なので、小説だけでなく元がマンガでもアニメ版には抵抗を感じてしまいます。アニメになると、原作の絵とは雰囲気が変わるし、音(声や音楽など)がはいることでもイメージが変わります。そんな私にとって数年前の『のだめカンタービレ』は(古い話ですが)、マンガもアニメもドラマも映画も大満足というものでした。

で、今、見ているのは『RDG レッドデータガール』。某テレビ局の深夜アニメです。これは荻原規子さんという児童文学作家の小説が原作で全6巻が最近完結したばかり。私はこの人の作品が大好きで、もちろん、『RDG』も読んだのですが、アニメ化の話を聞いたとき、まさかと思い、さらにその絵を見て、正直なところ「あ、これは苦手かも」と思ってしまいました。とは言いつつ、やはりファンとしては気になるので、とりあえず初回はと思ったところが気に入って続けて見ている次第。自然の描き方(木漏れ日や森の鬱蒼とした感じなど)も素晴らしいですし、長い話をうまくまとめています。原作は出版されるごとに読んでいたので、どうしても間があいて忘れてしまったり、こんがらがってしまったところもあったのですが、アニメを見て「そうだったのか」と思うこともあり、魅力を再発見しています。たぶん、放送が終わったら全巻読み直すでしょう。

アニメも面白いのですが、興味を持った方はぜひ原作を読んでみてください。といっても内容を紹介していないので興味の持ちようがないですね。陰陽道や修験道、山伏などがからみ、学園ものでもあり、世界を絶滅から救おうとする姫神も登場し・・・というスケールの大きさ。『RDG』は図書館にはないのですが、荻原さんのほかの作品は何冊かはいっています。どれもオススメです!  (M)