ダイコン・ハクサイの収穫&感謝の寒肥

今回は金曜クラスを担当している4年生のティーチングアシスタント(TA)が、1月月半ばの「生活園芸Ⅰ」の様子を報告します。

2022年度の生活園芸Iの授業もいよいよ大詰め。
この日は寒締め野菜の収穫と一年の感謝を込めたお礼肥をしました。

野菜を冬の冷たい空気に当てて甘みのある野菜をつくる寒締め。寒締めによる甘さの違いや見た目の違いを感じられるよう、ハクサイとダイコンは敢えて年末の最終授業と今年の初回授業に分けて収穫をしています。ハクサイの外葉は溶けて茶色くなり、内部に甘みを溜め込むように身を小さくさせ、ダイコンは傷んだ葉と対象的に根は力強く白く輝いていました。そんな野菜の様子に学生たちは一喜一憂しながら、前回よりも慣れた手つきで収穫をしていました。
その後、残っているコカブやサニーレタス、ホウレンソウなどを収穫し、学生たちは今日も手にいっぱいの野菜を持ち帰りました。

そして、この日はムギワラギクやサトイモ、ショウガを育てた農場にお礼肥をしました。
春にタネを播いてから秋の収穫まで、野菜や花を豊かに育んでくれた畑に、養分をたっぷり与えてお礼をすると共に、春にまた豊かな状態で新入生を迎え、後輩たちに畑を受け継いでいくという意味合いも込めています。
恵泉生のバトン、しっかりと繋がっています!
バケツたっぷりの牛糞堆肥と焼成有機石炭をどうにかこうにか運ぶ学生たちの後ろ姿は、最初に会った時よりも逞しく見えました。

この1年間、私はTAとして2クラスに約半年ずつご縁をいただきました。違う色を持った2クラスの学生さんが農業、園芸に向き合う姿を間近でサポートできて、自分自身の農業体験もより深まり、知恵をつけ、成長することができたように思います。沢山考えて、試行錯誤しながらも楽しむことができた1年間でした。関わってくださった全ての皆さんに感謝いたします。この授業での経験を糧に、どんな形であれ園芸に関わり続けていくことが今の新たな目標です!

(T.M)

お礼肥えの前にムギワラギクを片付けます
バケツたっぷりに肥料を入れていきます
収穫する姿は真剣そのもの!