王家ハプスブルクの栄華と芸術
主催:研究機構
講師:
小林 亜起子
本講座では、ヨーロッパ随一の名門ハプスブルク家の皇帝に仕えた画家や、王家の歴史とその絵画コレクションについて、4回にわたって学びます。 はじめに、神聖ローマ帝国皇帝の庇護を受けた二人の画家にそれぞれ光をあてます。1人目は、マクシミリアン1世に重用された北方ルネサンスの巨匠アルベルヒト・デューラー。2人目は、フェルディナンド1世、ルドルフ2世の宮廷画家として仕えたマニエリスム期の奇才ジュゼッペ・アルチンボルドです。次に、ハプスブルク家の君主たちが蒐集した芸術作品を基盤とするウィーン美術史美術館の絵画コレクションについて取りあげます。この名家の歴史とともに、ヨーロッパ屈指の名画の数々を鑑賞します。最後に、ハプスブルク家から輩出された名君のなかで唯一の女帝マリア・テレジアの時代と芸術に焦点をあてます。毎回スライド用いて、わかりやすく解説します。 2019年秋から冬にかけては、本講座に関連する展覧会「ハプスブルクー600年にわたる帝国コレクションの歴史」展(国立西洋美術館)が開催されます。本講座では、こうした企画展をじっくり味わいながら鑑賞するための基礎となる知識や、作品の見方についても身に付けます。ハプスブルクの華麗なる芸術世界を探訪しましょう。(掲載図版:ベラスケス《王女マルガリータ》パリ、ルーヴル美術館)
時間・曜日
◆ 開催時間:10:00~11:30
◆ 開催曜日:土曜日
日程
第1回 北方ルネサンスの巨匠デューラー
開催日:2019年10月12日
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マクシミリアン1世の庇護を受けた画家デューラーの作品について考察します。
第2回 マニエリスム期の奇才アルチンボルド
開催日:2019年12月14日
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フェルディナント1世、ルドルフ2世に仕えた宮廷画家アルチンボルドの作品を鑑賞します。
第3回 ウィーン美術史美術館の至宝
開催日:2020年1月11日
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ハプスブルク家の歴史とともに、ウィーン美術史美術館に眠る皇帝たちの壮麗な絵画コレクションについて学びます。
第4回 王妃マリア・テレジアの時代と芸術
開催日:2020年2月8日
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ハプスブルク家唯一の女帝として君臨した王妃マリア・テレジアの時代と芸術を中心に取り上げます。
講義データ
講義名 | 王家ハプスブルクの栄華と芸術 |
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講師 | 小林 亜起子 |
講座番号 | 119557 |
場所・交通アクセス | 本学・多摩キャンパス 恵泉女学園大学の交通案内 |
定員 | 15名 |
期間 | 2019年10月12日から 2020年2月8日 (全4回) |
受講料(材料費・費用) |
全回申込のみ 全4回:8.000 円 |
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お申し込みについて
受付終了
開講決定
申込締切:2019年10月2日(水)
詳しいお申し込みの手順、受講料のお支払い方法等は受講手続きのご案内ページをご覧ください。
※申込締切日は各講座により異なりますのでご注意ください。
【講師紹介】
小林 亜起子
こばやし あきこ 東京藝術大学講師。パリ第十大学美術研究科修士課程修了。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。美術(博士)。著書:『ロココを織る―フランソワ・ブーシェとボーヴェ製作所のタピスリー』中央公論美術出版。共著:Arachné. Un regard critique sur l'histoire de la tapisserie, Presses Universitaires Rennes、『イメージ制作の場と環境―西洋近世・近代美術史における図像学と美術理論』中央公論美術出版。翻訳書:アンドレ・シャステル『ローマ劫掠―1527年、聖都の悲劇』共訳、筑摩書房、ミシェル・フイエ『イタリア美術』監訳、白水社文庫クセジュなど。