KEISEN Campus News by Teachers
教職員が恵泉にまつわる様々なことを紹介します。
スポーツの秋 その2
2008年11月17日
「Autumn Sports」Have you ever run a full marathon race? You may think that it is impossible but it’s very possible. Although I love to play sports, I was not an experienced runner at all, I was just a “beginner”. With adequate training, however, almost anyone can complete a full marathon.
I started preparing for the December Honolulu Marathon, about six months before, in June. I began running short distances every other weekday and on the weekend I would have my “long run”, a distance of 10 kilometers. Every two kilometers or so, I would walk for a minute and then run for another two kilometers and then walk and run. I followed this routine every week until I built up enough endurance and distance. By the end of November, I was able to complete about 35 kilometers with many walk breaks in between.The Honolulu Marathon enjoyed the participation of over 28,000 runners with more than 60% of the runners from Japan. The weather was perfect and runners could enjoy the breathtaking view of the beach sunset and Diamond Head. At the end of the race I was completely exhausted but it was a life experience that I will never forget. Please give it a try!
英語コミュニケーション学科 准教授 R.Ken Fujioka
担当科目:英語表現基礎演習I(英語コミュニケーション論)他
スポーツの秋 その1
2008年11月10日
「十種競技(デカスロン:decathlon)」
陸上競技の種目なのだが、名前の通り十個の種目で構成されている。二日間にわたって行われ、一日目に100m走、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400m走を行い、二日目に110mハードル走、円盤投げ、棒高跳び、槍投げ、1500m走を行う。各種目の記録を換算表で得点化し、その合計得点で競う。私は大学時代、この十種競技をやっていた。
一日目。100m、幅跳び、砲丸投げまでは、わりと滞りなく進むことが多いが、幅跳びで3回ファールをして記録を残せないこともある。痛恨の得点0である。走り高跳びは、得意な選手では2mを越える。私の場合、身長を越えるのがやっとだった。400mは、記録を狙い最初から飛ばす。すると、最後の直線で面白いように脚が止まる。もがいてゴールしたあとは「尻割れ」を起こして倒れ込む。ここでしっかりクールダウンしないと、翌日のハードルでまったく足が動かない。

槍投げを終えて、最終種目1500m。出走前の緊張感はたまらない。「これで終わる!」という開放感と、「この苦しみを越えなければ」という重たい雰囲気が選手全員を包み込む。9種目までの疲れで重たくなった脚を只ひたすらに動かしてゴールへと向かう。ゴールに着くと、先に走り終えた選手たちが「お疲れっ!」と出迎えてくれる。安堵の瞬間である。共に二日間をやり通した選手たちが、互いに肩を叩いて健闘をたたえ合う。これがいつもの光景なのだ。
人間環境学科 専任講師 喜田安哲
担当科目:人間形成基礎演習、統計学他
多摩フェスティバル
2008年11月04日
「多摩フェスティバル」
見どころ満載ですが、中でも8日午後の沢村一樹さんのトークショーとハイキングウォーキング、平成ノブシコブシ出演のお笑いライブは必見でしょう。9日午後には恒例のミス恵泉コンテスト。去年は「生活園芸」の授業が特色の恵泉女学園大学らしく農作業服審査もありましたが、今年はどうなるかお楽しみ。大学教会でのハンドベルコンサートや、チアリーディング部のパフォーマンスも一日二回行われます。

この機会にぜひお訪ねいただきますようお願いします。
日本語日本文化学科 教授 武田徹(学生部長代理)
担当科目:メディア社会学、日本文化史演習III(メディアと社会)
芸術の秋 その3
2008年10月27日
「カリヨンを聴こう!」
木の葉が色とりどりに彩られ、キャンパスは日に日に秋色につつまれてきました。澄みわたる秋空の日には、自然に外出したくなりますね。芸術の秋、皆さんはどのような芸術に出会っていますか?私が初めて行った海外はオランダでしたが、そこで素敵なコンサートに出会いました。ヨーロッパでは、一般家庭に時計が普及するようになる19世紀までは、教会の鐘楼から鳴り渡る鐘の音が時を告げるものでした。大きな鐘をスウィングさせて鳴らす方法が一般的でしたが、16世紀頃よりオランダやベルギーでは、2オクターヴ以上の鐘がワイヤーで演奏台に繋がれ、カリヨネアと呼ばれる演奏者によって曲を奏でるカリヨンが発達しました。
カリヨンの演奏台には足鍵盤もあり、一見パイプオルガンの演奏台のようにも見えますが、手鍵盤は拳でたたきます。カリヨン学校を卒業したカリヨネアによって、様々な音楽が演奏されますが、高くそびえる鐘楼から街中に奏でられるカリヨンの音を、教会の周りのテラスカフェで、お茶を飲みながらゆったりと聴くのがオランダのカリヨンコンサート。私たちのキャンパスに5月に設置されたカリヨンには演奏台はなく、電動式自動演奏されるものですが、一日4回その音が可憐に奏でられています。
11月8・9日の多摩フェスティバルではカリヨンコンサートも行われますので、お気に入りの場所を見つけて、ゆったりとカリヨンの音に耳を傾けてみませんか。
キリスト教センター 専任講師(キリスト教音楽主任) 関本恵美子
芸術の秋 その2
2008年10月20日
「美術館・博物館に行こう」秋と言えば、芸術の秋。個人的には食欲の秋だったりしますが、日本美術史が専門の私としましては、今回は美術館や博物館でおこなわれている秋の特別展の情報を少々お届けします。
美術館や博物館では、春と秋が展覧会のシーズンです。なぜかと言うと、気候がいいので作品のコンディションが悪くならない、集客が見込める、などの理由からです。
今年は『源氏物語』千年紀ということで、関西では『源氏物語』関連のイベントが目白押しです。関東では、さほどの盛りあがりはないものの、千年紀絡みの展覧会を紹介するとしたら、横浜美術館で開催中の「源氏物語の1000年―あこがれの王朝ロマン―」があげられるでしょう。現代に至るまで、『源氏物語』がどのように描き継がれてきたのか、鑑賞してみてください。11月3日まで。千年紀絡みではないものの、日本美術関係の展覧会と言えば、東京国立博物館で開催中の「大琳派展―継承と変奏―」でしょう。こちらは尾形光琳生誕350周年を記念しての大展覧会で、本阿弥光悦・俵屋宗達・尾形光琳・尾形乾山・酒井抱一・鈴木其一の6人の作品から、「琳派」と呼ばれる流派を見渡そうとするものです。
琳派の技法や表現がどのように受け継がれ、どのように変容していったのか、鑑賞してください。11月16日まで。
展覧会の見方については、長くなりますので、入学後に日本美術史の授業を履修してくださいね。
横浜美術館HP「源氏物語の1000年―あこがれの王朝ロマン―」
http://genji1000.jp/
東京国立博物館HP「大琳派展―継承と変奏―」
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5705
日本語日本文化学科 教授 稲本万里子
担当科目:日本美術史 I II他