「私たちはなぜサンティアゴ巡礼道プログラムに参加するのか?」~参加学生からの報告~

2020年02月17日

サンティアゴ巡礼道シリーズは今回で第4弾です。
サンティアゴ巡礼道プログラムでは、本学の5人の学生たちが2月10日~3月25日の期間に、スペインの世界遺産でもあるサンティアゴ巡礼道を合計約800キロ踏破することになります。
学生たちはどのような思いでこのプログラムに参加しようとしているのでしょうか?
学生たちの決意と思いを紹介します。

サンティアゴ巡礼道プログラムに向けて

2020年2月5日
国際社会学科 2年 山本遥

中途半端なのはあまり好きではない。やるからには初めから終わりまできっちりやりたいと思うし、できる限りのベストを尽くしたい。特にそう考えるようになったのはあの大震災の後からだ。「命が脅かされる」という経験で、どんな時もどんな事に対しても懸命に生きようと思うようになった。いつ何が起きてもその瞬間の最適解で動けるように。そして後悔しないように。

しかし、そう言っているわりには色々な課題やら何やらを後回しにしてしまうのが私の悪いくせだ。実際、自分で無駄にした時間のせいで、結果的に細部がおろそかになる事も少なくないのだから笑えない。どんなにいいものを作ろうとしたとしても、どんなに素晴らしいこだわりを持っていたとしても、そんなものはそれ以前の問題だからだ。

私はそんな自分を変えたくてこのプログラムへの参加を決めた。変わりたいという気持ち、そして自分に負けたくないという思いでこの巡礼に取り組んでいきたい。

考え続ける旅、自分を変える旅

2020年2月6日
英語コミュニケーション学科 1年 松本千佳

2月5日に桜美林大学にて壮行礼拝が行われた。その前日、私は今回のサンティアゴ巡礼プログラムに行けなくなるかもしれない状態にあった。

家族からサンティアゴ巡礼プログラムに行くことに対して理解を得られていなかったのだ。 

私がこの巡礼の旅に参加することを決意した時、家族から反対されるのはわかっていた。どうして私が巡礼に参加したいのか、どんなことをするのか、何も伝えていなかった。

私が参加したいと思った理由が漠然としていて、自分を変える旅なんて、家族に言えなかった。

帰ってきた時、なぜ私が巡礼に参加する決断をし、そして何をしてきたのか自信を持って言えるような旅にしたい。

私が行けなくなるかもしれないことがメンバーに伝わって、次の日会ったらメンバーが心配してくれた。

同じように家族に反対された経験のある先輩方もアドバイスをくれ、とても嬉しかった。

このメンバーで今回スペインの道を歩ける幸せを、日々感じていきたい。

今はまだスペインにいる自分が想像できていない。不安の方が大きいが、自分のことに関しても、チームのテーマである気候危機ついても、真剣に考える機会にしたいと思う。

ただ門を叩くのみ

2020年2月7日
社会園芸学科 3年 桝居奏

私は根っからの直感型だ。

とにかく直感で面白そうだと感じたことには、知らない人が相手でもコンタクトを取り、受け入れてもらってきた。

今回も例外ではなく、サンティアゴ巡礼道プログラムの募集案内をみたとき、真っ先に桃井先生にメールを送った。

実はそれまで桃井先生とは面識がなく、どんな先生かもわからないままであったのだが、とにかく参加したい一心で連絡をとったのだった。

プログラムに参加するメンバーが、それぞれ大きな目標や目的を持ってやってきているのは、Facebookやブログを見れば一目瞭然だろう。

ならば私は?

「スペインに興味があったから」

「世界遺産を勉強してきたから」

「旅が好きで登山部の経験を活かしたいから」

「キリスト教の祈りというものを体感したいから」

いくつか自分なりに挙げてはきたが、具体的になぜ参加したいのか、なんていうのは後付けに過ぎなかった。

ただ、「あ、これ、ここで参加しなかったら一生後悔するやつだ」とそう感じたから、というのが本当のところだ。

いまのところ、この直感が外れたことは一度もない。

3年生だから就職活動と巡礼の期間が被ってしまっている。

「これからが大事なときなのに。就職しないのか」なんて就職活動担当の先生に言われたりしたけれど、そんなこと言われても直感がそういうのだから、就職よりも、巡礼行かなくてはいけないくらいの気持ちでいた。

私個人の目標や目的がはっきりしない旅になる。

他のメンバーをみると目的があって参加しているから少し焦りがある。

他のメンバーほど大きな目標や目的はない。

だけど、目の前の面白そうなことに飛びついた。それがサンティアゴ巡礼道プログラムだった。それではダメだろうか。

巡礼を感じてみたい。

メンバーの熱意や、巡礼路の大地、人々との交流を通して、私は何を思うのだろう。

旅が終わる頃、直感で参加したプログラムが、私にどのような形で新たな経験値をくれるのか、ワクワクする。

始めは面白そうだなと参加しました、だけどこんな出会いがありました、別れもあってこんなことを感じました、そんなことを言えたらいいな。なんて。

いま私は、目の前の門を叩くのみ。

さすれば道は開かれるのだから。

2020年2月8日
英語コミュニケーション学科 2年 後藤茉里

自分は社会に対して問題意識を持つことができるが、自分自身に対してはどうだろう?

去年10月に関東を直撃した台風19号を覚えているだろうか?その際私は初めて自然に対する身の危機を当事者として感じた。そしてこんな文章に残していた。

「『私は大丈夫』と隣町で起こった災害にしても、ニュースでみる世界の問題にも何に対しても思うそんな心が、地球の環境問題を解決できないものとしている。もし『私』とは自分の肉体と精神のことだけでなく自分とは何かの一部として意識することができたのなら、行動も自然と変わっていくはずだ」

今この文章に加えたいのは、では一体みんなは「私」についてどのくらい知っているのだろうか?という疑問だ。みんながそれぞれ抱く個人の疑問や悩みは、どれもつき詰めれば全て社会の問題と繋がっている。そしたら自分にも他者にも社会にも、無感情ではいられないはずではないか。

今、私は自分で書いた文章が自分に返ってきたのだと思う。環境問題に対して意識し始めた自分は、地球の一員としてどんな一歩を祈り歩むのか。自分自身に対して責任を取るという意味でも、サンティアゴ巡礼道プロジェクトに参加する。

受け入れて乗り越える

国際社会学科 1年 嶋野美晴

現状の駄目な自分を受け入れて戦いたい。

その上で自分を変えたい。

私は他人の評価でしか自分の価値を見出せず、自分の価値が自分でわからない。プロジェクト内での様々な経験から、自分の価値を見つけたい。

極限状態での長い共同生活によって、自分の悪い面の多くを目の当たりにするだろう。ひとつひとつの課題から逃げず、乗り超えたい。

以下は、プログラム1日目から3日目の記録です。

2月10日(月)

サンティアゴ巡礼~1日目~

今日の選句de聖句
【私は見た。見よ、大地は混沌とし、空には光がなかった。】エレミヤ書4:23

  • 20:00 集合、ミーティング in 成田空港
  • 22:10 飛行機出発

2月11日(火)

サンティアゴ巡礼~2日目~

今日の選句de聖句
【「破壊に次ぐ破壊」と人々は叫ぶ。大地はすべて荒らし尽くされる】エレミヤ書4:20

  • 4:55 ドーハ空港 到着
  • 5:30 自由行動 in ドーハ空港
  • 6:30 集合
  • 7:10 搭乗
  • 8:05 ドーハ出発
  • 12:55 バルセロナ到着
  • 13:10 集合
  • 14:27 バルセロナ出発(バス)
  • 15:30 ヴェストウェスタンプレミアホテルダンテ到着
  • 17:00 集合 夕食 in Sant Jaume Square

【距離数:9.75/歩数:11903】

2月11日 ドーハ空港にて

2月12日(水)

サンティアゴ~3日目~

今日の選句de聖句
【大地よ、わたしの血を覆うな。わたしの叫びを閉じ込めるな】ヨブ記16:18

  • 8:30 集合 ミーティング
  • 9:00 出発
  • 10:05 サクラダファミリア到着・散策
  • 11:45 昼休憩 in バーガーキング
  • 13:30 ホテル出発(タクシー)
  • 15:19 カフェ休憩 in Caballo Blanco
  • 17:35 カフェ休憩 in Urdos
  • 19:10 Le chemin vers L'Etoile(Albergue)

【距離数:9km/歩数:10994】

サンティアゴ巡礼道プログラムについては学長の部屋でも紹介しております

東京新聞に今回のサンティアゴ巡礼道プログラムの記事が掲載されました。

引率者の桃井和馬先生による過去の巡礼道体験記が昨年12月にNHKで放映されました。
こころの時代~宗教・人生~「戦場から祈りへ」

本学は海外プログラムが盛んで、「国際性」の分野で3年連続 首都圏女子大1位の評価をいただいております。

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