6/29(土)留学生が恵泉生と共に学ぶ「恵泉サマープログラム」の研究発表が行われました

2019年07月05日

梅雨空の中、6月29日(土)に国際基督教大学で行われた小出記念日本語教育研究会にて、2018年の恵泉サマープログラムを担当した日本語教師(武田知子・古田島聡美・島崎英香・井口祐子)の4人が「交流型日本語短期プログラムにおける学習者の日本語発話力の変化―学習者発話の形態素解析から―」と題して、研究発表を行いました。恵泉サマープログラムとは本学キャンパスで毎年夏季休暇中2週間かけて行われる、留学生を対象とする日本語学習プログラムです。

この共同研究では、恵泉サマープログラムに参加した留学生の日本語発話力がプログラムを通してどのように変わったのかを調査しています。特に、今回は留学生の日本語の語彙がどのくらい変化したのかという点について発表しました。多くの聴衆がポスターの前に集まってくださり、意見交換も行うことができました。昨年度から始まったこの共同研究ですが、今後も引き続き分析を続け、今年の9月にも2回目の発表を予定しています。

恵泉サマープログラムは、恵泉女学園大学が実施する短期日本語プログラムの中でも、特に恵泉の学生ボランティアとの距離が近く、文化体験だけでなく、毎日の日本語の授業でも常に一緒に学んでいることが大きな特徴です。留学生にとって、貴重な同世代の日本人学生との密な時間を提供しています。今回の日本語の語彙量の変化からも、日本人学生ボランティアの影響をみることができました。

今年度の恵泉サマープログラムは7月26日~8月7日の期間に実施されます。今年は中国、韓国に加え、新しくイスラエルからも学生が参加し、留学生参加者数の合計は43名、恵泉生のボランティアは70人を超える賑やかなプログラムとなる見込みです。恵泉生のボランティアの中には、外国人に日本語を教える日本語教員を目指す学生や中国、韓国への留学を希望する学生も混じっています。

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