日本からノーベル平和賞授賞式に参加される田中さん、藤森さんからお礼のメッセージをいただきました。(追記:募金使途について)

2017年12月10日

募金の経緯(詳しくはこちら

川崎哲先生(ピースボート共同代表)は恵泉女学園大学で「軍縮と核問題」等の科目を教えておられます。この度、川崎先生が国際運営委員を務める「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN/ican)」が2017年度ノーベル平和賞を受賞しました。
本学教員・学生有志は、川崎先生の「核兵器のない世界の実現に向けて長年活動されてきた被爆者の方にこそ、栄えある授賞式に参加していただきたい」というご意向を伺い、募金活動を行うことにしました。

募金結果(使途明細など詳しくはこちら

多くの方のご賛同、ご協力を得て5,513,229円の募金が集まりました(2017年12月7日現在)。どうもありがとうございました。(この募金キャンペーンは終了しました)

恵泉女学園大学被爆者募金へのお礼

田中煕巳(日本被団協 代表委員)

この度、オスロ―で行われるICANへのノーベル平和賞授賞式に参加する原爆被爆者への派遣募金のよびかけにお応えいただき有難うとうございました。心からお礼申し上げます。

私は長崎の原爆被害者として、大学での教員の仕事の傍ら、原爆被害者団体の役員に名を連ね40年余り核兵器の廃絶と被爆者援護の運動に関わってきました。
2000年からはボランティアとしての日本被団協の事務局長を務め、国連への諸会議に参加し核兵器の非人道性を訴え、核兵器の速やかな廃絶への要請運動に力をそそいでできました。
なかでも、2005年と2010年、2015年の3回にわたって、核兵器不拡散条約再検討会議の期間中(約4週間)国連本部のロビー(国連ではギャラリと呼んでいます)で、原爆展を展示し、その場での被爆者の証言などを通し、原爆の非人道的な被害の実相を各国の人々や、国際政治の代表者に見てもらう事業を計画、実現してきました。このことも核兵器禁止条約採択へ貢献できたと思っています。

この度ICANのノーベル平和賞受賞当たって、被爆者を代表してICANの仲間とともに授賞の喜びを分かち合う機会を与えられたことを光栄に思っています。
私の所属する組織である日本被団協は各県の被爆者団体の協議体ですが、構成する被爆者の高齢化が進み、近年は財政的不如意となり、川崎哲先生のお口添えにより、この度はみなさん方の多大なご支援を頂くことになりました。有難うございました。

オスロでの行事参加の詳細はまだよくわかりませんが、式典と晩餐会と記念音楽会に参加できることになっています。オスロは数回訪問したこともある街ですので街の案内には不安なく、厳寒と高齢が多少不安材料ですが、心に残る式典に参加してまいりたいと思います。

私たち原爆被爆者はICANのノーベル賞受賞をわがことのように喜び、励みを貰っています。私たちが体験した非人道的な被害は決して、ふたたびほかの誰にも味わわせてはならません。これまで絶えず訴えてきたことが、ノーベル平和賞の授賞を通してあらためて世界へ広く知らされることを嬉しく思っています。

みなさんのこころのこもったご支援にお礼を申し上げ、帰国後ご報告できることを楽しみとし、心からの感謝のご挨拶といたします。

ノーベル平和賞授賞式参加への寄付金をお寄せいただき恵泉女学園大学および関係者のみなさんに篤く御礼申し上げます

日本被団協事務局次長 藤森俊希

ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)への2017年ノーベル平和賞受授賞式への招待をうけた被爆者団体・日本被団協の田中煕巳代表委員、藤森俊希事務局次長のノルウェー渡航・滞在費用について恵泉女学園大学および関係者のみなさまから温かい寄付金をお寄せいただいたこと篤く御礼申し上げます。

ICANのノーベル平和賞受賞のあと、コンサート、晩さん会などが用意されています。ICANの活動に敬意を表するとともに、各国の代表と交流を深め、ひきつづき核兵器のない平和な世界を目指します。

広島、長崎への原爆投下から72年目にして国連の下で初めて核兵器禁止条約が採択されました。条約前文では、被爆者及び核実験被害者の受け入れがたい苦しみと損害に留意し、核兵器の完全廃絶への呼びかけに示された人道の諸原則の推進における公共の良心の役割を強調し、世界平和に力を尽くす国連をはじめ諸団体及びヒバクシャの努力のもとに条約がつくられたことが記されています。

2017年は、国連の下で核兵器禁止条約を採択したこと、核兵器廃絶を世界に訴え続けるICANへノーベル平和賞が授賞されること、歴史に残る2つの大きなステップを記録します。今を生きる私たちも世界の人々と力を合わせ、核兵器のない世界を目指し力強くスタートしたいと思います。恵泉女学園大学及び関係者のみなさんの温かいご支援に重ねて感謝いたします。ありがとうございました。

川崎・オスロ・被爆者キャンペーン(恵泉女学園大学被爆者オスロ派遣募金)の使途

サーロー節子 付き添い350,000円(*1)
日本被団協事務局 2名800,000円(*2)
現地通訳費用700,000円
マーシャル諸島 1名620,000円(*3)
オーストラリア1名 派遣・サポート1,000,000円(*4)
ICAN現地サポート1,200,000円(*5)
現地付き添い・サポート643.229円(*6)
被爆ピアノ運送サポート200,000円(*7)
合計5,513,229円

参加する被爆者、核実験被害者

*1 サーロー節子
*2 日本原水爆被害者団体協議会 田中熙巳代表委員、藤森俊希事務局次長
*3 マーシャル諸島 アバッカ・アンジャイン
*4 オーストラリア スー・コールマン・ヘイゼルダイン (*4は、サポート費用を含む)
*5 カザフスタン カリプベク・クユコフ  (*5は、同氏を含む全体的な現地サポート費用)
*6 自費参加の被爆者 約20名「オスロへの旅」
*7 被爆ピアノ(矢川ピアノ工房)の運送関連費

募金の使途明細についての問い合わせ
ICAN 川崎哲まで
03-3363-7561 (ピースボート事務局)

川崎・オスロ・被爆者キャンペーン(この募金キャンペーンは終了しました)

趣旨
2017年7月、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」等の働きかけで、歴史的な「核兵器禁止条約が国連総会で採択されました。この貢献が評価され、2017年のノーベル平和賞がICANに授与されることになりました。
恵泉女学園大学で、2007年度から軍縮・核問題を教えて来られた川崎哲先生(ピースボート共同代表)はこのICANの国際運営委員を務めており、12月10日にオスロ市役所で開会されるノーベル平和賞の授賞式にも参加されます。
今回の受賞の真の貢献者は、自らの体験を世界に発信し続けてきた広島・長崎の被爆者の方たちです。授賞式にはできるだけ多くの被爆者に参加してほしいと川崎先生は希望しておられますし、私たちも、被爆者の皆さんに、この授賞式はこれまでの長く苦しかった活動の成果を確認する重要な機会になるのではと期待しています。この被爆者の方がたの参加に関する交通費や滞在費を提供しようという目的で、募金キャンペーンを実行委員会形式で行いました。
キャンペーン体制
<主催>
川崎・オスロ・被爆者キャンペーン実行委員会
協力:大学院生・学生・その他
<後援>
多摩市(市長・阿部裕行/平和首長会議メンバー)
恵泉女学園大学(学長・大日向雅美)/平和文化研究所/花と平和のミュージアム

2017年12月6日「川崎・オスロ・被爆者キャンペーン募金活動終了報告・贈呈式記者会見」の模様(左から、上村英明(本学教員・キャンペーン実行委員長)、川崎哲(ICAN国際運営委員)、大日向雅美(本学学長)

川崎哲先生(右から4人目)、院生とともに

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