ピート・アウドルフのナチュラリスティックガーデンーいのちがめぐる庭ーが、東京にオープンします。

N.Y.のハイラインの植栽デザインで一躍有名になった、世界的ガーデンデザイナーのピート・アウドルフさんのデザインする庭が、東京江東区の東陽町駅にほど近い、竹中工務店東京本店ビルの屋上に、この夏オープンします。

ガーデンのコンセプトは、「いのちがめぐる庭」。アウドルフさんの植栽は、その土地に自生する植物や宿根草を中心とする庭造りで、植物の枯れた姿にも命の循環の美しさを見出すという考え方が、世界的な評価を得てきました。蓼科ガーデンのガーデン長小澤文子さんの作庭にも通じるこのコンセプトは、恵泉に学ぶ私たちにとって、とても身近に感じられます。

会期中には、アウドルフさんの生涯を描いたドキュメンタリーの上映会や、トークショーが企画されています。
都市空間の中に期間限定で表現される庭ですが、人と自然のかかわりについて、庭の可能性を学ぶことのできる場となることを期待して、ぜひ足を運んでみてください。

詳細は、ギャラリーエークワッドの公式サイトより、ご覧ください。
本企画の紹介は、社会園芸学科澤田みどり先生のお勧めをいただきました。

タイトル THE NATURALISTIC GARDENS OF PIET OUDOLF;
FIELD OF CIRCULAR LIFE
会期 2024年419日(金)から711日(木)
会場 GALLERY A4 ギャラリーエークワッド 公式サイト
開館 10:00~18:00 土曜、最終日は17:00まで。
*6/18(火)は20:30まで夜間開館、入場無料
休館日 日・祝日、427日(土)~56日(月)

ピート・アウドルフさんの紹介

1944年オランダ生まれ。ドイツ国境近くのフメロでナーセリーを営む。2017年ドキュメンタリー映画「FIVE SEASONS」製作。2022年よみうりランド「HANA・BIYORI(はなびより)」にピート・アウドルフガーデン・TOKYO がオープンした。

消費社会から、持続可能な社会へと変遷するなかで、都市の緑化空間の重要性や、都市生活者のWell-being(よりよく生きること)への関心が高まっています。 四季折々の風景を五感で感じ、小さな変化への気づきや、自然と歩きたくなるよう工夫されたアプローチをもつ空間は、人とのコミュニケーションを醸成し、豊かな時間の過ごし方につながります。都市の外部空間の活用は、人々をシェルターから解放し、自然とのかかわりを取り戻す、豊かな時間の過ごしかたへの提言となることでしょう。(案内チラシより)