読書のゲーム
イギリスの大学生の一部(ここがミソ)にはやっている「屈辱」というパーティーゲームのお話。ゲームの親は自分は読んでいないけれども、他の人は読んでいるだろうと思われる本のタイトルを賭けます。参加者は順に読んだかどうかを宣言。読んだ人の頭数が親の得点となり、これを何冊分か繰り返して総得点の多い人が勝ち。この説明だとわかりにくいかもしれませんが、要するに自分がいかに読んでいないかということで点を稼ぐという、いささかひねくれたゲームです。大学生たるもの"ある程度"の読書はしていること、全員が正直である、という前提がないとこのゲームは成立しませんね。偏見だといわれてしまうかもしれませんが、この屈折した(?)ユーモアはいかにもイギリスっぽい気がしてしまいます。
このゲームの勝者はどんな顔をしたらいいのでしょう。得意になるのもなんだか恥ずかしいような。といって負ければいいというものでもなく・・・。実際にやっているところを見てみたいものです。映画の1シーンにでもなりそうですが。(M)
バックナンバー
- iPad発売(2010年05月28日)
- 読書のゲーム(2010年05月19日)
- 新緑の季節に(2010年05月13日)
- 「散財覚悟」(2010年04月29日)
- ゲゲゲの女房(2010年04月22日)
- 一年生向け利用指導準備大詰め(2010年04月15日)
- 読書会がブーム、らしい(2010年04月08日)
- 4月始まりの手帳(2010年04月01日)
- 久し振りに国立国会図書館で(2010年03月24日)
- 「その正体は・・・」(2010年03月11日)
- 「人間失格」、あるいは文庫の表紙について(2010年02月25日)
- 『秘密の花園』再訪(2010年02月09日)
- 町の図書館(2010年01月26日)
- 「アバター」(2010年01月18日)
- 読み出したら止まらない(2010年01月08日)
- 携帯電話のこと(2009年12月17日)
- 今年のベスト(2009年12月10日)
- 「富士山は恥ずかしがり屋さん?」(2009年12月02日)
- 「歴女再び」(2009年11月26日)
- 「国語科作品集」(2009年11月18日)
- 「食育とは?」(2009年11月05日)
- 朝ドラのロケから考えた(2009年10月26日)
- 秋の訪れ(2009年10月16日)
- お引っ越し(2009年10月03日)
- 夏の宿題(2009年08月20日)