読み出したら止まらない
某テレビ局が昨年11月末から放送していたスペシャルドラマ『坂の上の雲』(司馬遼太郎原作)。四国は松山出身の秋山兄弟と俳人正岡子規を主人公に、明治期の日本を描いたものですが、だいぶ前から番組の宣伝をしていましたし、ご覧になった方もおられると思います。全3部13回、足掛け3年にわたってオンエアとのことで、先頃第1部が終了しました。明治時代のことはそれほど関心がなく、教科書で習った程度の知識しかなかったので、最初は触手が動かなかったのですが、見始めたらこれが滅法面白い。原作にまで手を出してしまいました。文庫本で8巻にもなるこの長編、読み出したらなかなかやめられず、おかげで少々寝不足気味ではあります。
今、日露戦争のくだりを読んでいます。日露戦争といえば、東郷平八郎元帥が有名ですが、先日ブリュッセルを訪ねた際、グラン・プラスに面した市立博物館で、思いがけないものを見つけました。かの有名な小便小僧と東郷元帥のツーショット写真です。外遊中に立ち寄られたのですね。(Y)