恵泉女学園大学

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動物たちの反乱:増えすぎるシカ、人里へ出るクマ

河合雅雄・林良博著 PHP研究所(482.1)

野生動物による被害のニュースが相次いでいる。静岡では神出鬼没のサルが人に噛み付き、福島ではクマが町役場のガラスを割って中に侵入し、神戸では山歩きの女性がイノシシに襲われ...。動物たちは何故かくも人里に出没するようになったのか、その背景を探り、彼等と共存していくにはどうしたらよいか、その方法を探る。(Y)

 

クジラと日本人の物語:沿岸捕鯨再考

小島孝夫編 東京書店(664.9/K)

クジラを食さなくなって久しい。しかし、小学校の頃、「クジラ肉の竜田揚げ」は給食の定番メニューであったので、クジラに対してそれなりの思い入れはある。若い人にはピンとこないかもしれないが。それはさておき、日本の調査捕鯨に対して世界の反捕鯨団体が実力行動を起こすなど、様々な問題が噴出している。そもそもクジラとは日本にとって何なのか、またどんな意味を持つのか。本書を通して考えてみるのもよい。(Y)

 

男おひとりさま道

上野千鶴子著 法研(367.7/U)

65歳以上の女おひとりさまは、292万人、対して男おひとりさまは113万人と半数に近い。(2005年)男がお一人様になるなり方には、3種類ある。第1は死別シングル、第2は離別シングル、第3は非婚シングルです。男おひとりさまの生き方のヒントがいっぱいつまっています。(T)

 

植物になって人間をながめてみると

緑ゆうこ著 紀伊國屋書店(470.4/M)

昔から長く人間は植物を「利用」してきたと思っているが、人間が植物に利用されているのではないか。という逆の発想に基づいて、植物の目から見てみると意外なことが見えてくる。(T)

 

水洗トイレは古代にもあった:トイレ考古学入門

黒崎直著 吉川弘文館(210.2/K)

なかなか大っぴらには口にできないし、ましてHP上にあからさまには書けないが、でもxxxは
私たちの健康状態を教えてくれる重要なものであり、トイレの跡を見つければ、昔の人たちの食事や生活、社会構造などを知ることができる。実は私も修学旅行で最古のトイレを見るために東福寺に行ったことがある。その頃は昔のトイレが持つ意味など考えなかったけれど。著者の言うようにトイレ考古学の発展によって、より人間「臭い」歴史が復元できるのだ。(M)

 

うちのご飯の60年:祖母・母・娘の食卓

阿古真理著 筑摩書房(383.8/A)

年がバレると言いながらも給食の思い出話は盛り上がると思いませんか?私の学校は○○が出た、うちはそんなすごいものはなかった、なんて口々に言い合う・・・。この本は3世代に渡って、ある家庭が何を食べてきたかを詳しく書いている。思い出話としても楽しいが、一方で一家の歴史であり、昭和史でもあり、さらには日本の食生活の変貌も明らかにしている。(M)

 

雑食動物のジレンマ 上・下

マイケル・ポーラン著 東洋経済新報社 (498.5/P/1-2)

「今日なにを食べよう?」なんでも食べられるゆえの雑食動物の悩み。その上冷凍食品、加工食品の技術も獲得し、食のあり方の選択肢は拡大している様に思えるが果たして・・・。内容は全米各地を巡るアメリカの食のレポートだが、日々の食事を輸入品に頼る日本の私たちの食事のあり方もいやおうなく、省みさせる。「ファースト」でも「スロー」でも無い本来の食とは?(A)

 

お箸の秘密

三田村有純著 里文出版(383.8/M)

あなたのお気にいりのお箸は何でできていますか?毎日口に入れるものだから、食べ物と一緒にお箸も「食べている」としたら・・・?。好きだからこそ本当に良いものを使う、日本食ブーム、マイ箸ブームが起こっている今だからこそ、本当に良いお箸を選び、日本文化としてのお箸を知ることの大事さを著者は説く。お箸についての情報満載です。(A)