恵泉女学園大学

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恵泉蓼科ガーデン

春(2月~4月)

春の予感

ガーデンにはまだまだ雪が残り外の作業はできませんが、雪雲の合間からのぞかせる空の青さや陽光が強くなっていることから、春がそこまで来ているのを感じます。そして今年も仕事を始める準備に取り掛かります。

仕事始め

蓼科ガ-デンの作業は3月中下旬から始まります。日陰の部分では土がまだ凍っていてスコップもたちません。また日当りの良い部分でも雪解けで土がぬかるんでいるこの時期は、まず地上部の作業から始めます。最初の作業は、ガーデンに植えられている180本ほどのバラの剪定と誘引です。バラの種類や場所によって剪定の仕方が違うので、1本ずつ丁寧に作業を進めていきます。

芽吹きが始まる前のバラ園は茶色い棒っきれのようですが、今年はどんな風にバラを咲かせようかと、初夏を想像しながら剪定と誘引作業をしていきます。6月中旬になると今とは全く想像できない風景になります。

早春の植物たち

4月中下旬、芽吹き前の褐色のガーデンにいち早く色を添える植物たちの紹介をします。

  • Cornus officinalis
    (サンシュユ)
  • Pulmonaria officinalis
    (プルモナリア)
  • Magnolia stellata
    (シデコブシ)

ガーデンに咲くサクラの花

蓼科は標高が高いので、春から夏にかけて咲く花は東京に比べて約一カ月遅くれて咲き始めます。そのため例年では4月中旬ころからサクラが開花します。ガーデン内には8品種以上のサクラが植えられ、種類ごとに咲き変わるため5月初旬まで楽しめます。

4月中旬ころに開花するサクラ

  • オオヤマザクラ
  • ヤエベニシダレ
  • ゴテンバザクラ

5月初旬ごろに開花するサクラ

  • シロタエ
  • イチヨウ
  • アマノガワ
  • カンザン
  • フゲンゾウ

写真 文 : 小澤文子、荘司真悠子