恵泉女学園大学

MENU
恵泉蓼科ガーデン

蓼科ガーデンについて

蓼科ガーデンのコンセプト

蓼科ガーデンの骨格は英国風ガーデンとなっていますが、しかし作庭にあたっては可能な限り自然をそのまま受け入れることが念頭におかれ、八ヶ岳の石や、風土にあった植物が使われました。それにはガーデンの創設を指揮した、当時恵泉園芸センター所長森山倭文子氏(園芸科1回生)をはじめ、山口美智子先生(恵泉女学園短期大学名誉教授)、百瀬和子氏(園芸科8回生)らの「緑の木々、水、花や小鳥たち、都市から失われた自然が持つ本来の姿を尊重し、育てつつ、それを活用することによって人々の生活環境の向上、精神的安らぎに役立つガーデンを造り上げたい」という意向があったからです。
現在このガーデンを管理する私は、試行錯誤だった日々の作業を通しておのずと「一番の教師は自然であり、植物から学ぶ」という姿勢に行き着くのでした。「ここの土地に合った植物は辺りの野の草花から学ぶ。植物が倒れないように本来の姿に保つには化学肥料に頼り過ぎない、水やりは雨にまかせる」など自然の力を尊重した管理方法が、人技ではつくり得ない自然美があふれた、伸びやかな庭をつくりだすのです。人はこの自然を心で感じることで、ものの本質にまで迫る感性が磨かれるのではないでしょうか。よくガーデニングは五感を働かす力を持っているといわれています。しかしこれらの目、耳、鼻、皮膚、舌、といった五官にもう一つ「心」を六官目に加え、園芸には六感を研ぎ澄ます力があると私は思っています。このような園芸の素晴らしさを蓼科ガーデンから発信できればと考えています。

ガーデン長 小澤文子