恵泉女学園大学

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恵泉蓼科ガーデン

冬(12月)

冬の恵み

11月になると蓼科ではますます強い霜が降り始め、その頃になるとガーデンでは美しい光景が見られるようになります。11月下旬のぐっと冷え込んだ日の朝、いつもより少し早くガーデンに来てみます。植物の枯れた姿、実に霜が降りる姿など自然の美しさは、この一年の作業を終える私達へのご褒美のような気がします。蓼科ガーデンだからこそ見られるこの光景を少しだけご紹介します。

立ち枯れたボーダーガーデンに霜が降り、当たり始めた朝日に輝きは増してきます。

白銀のガーデン

12月中旬ごろ、雪が深々と積もったガーデンは幻想的な世界を作り出しています。一面の白い芝生と、雪の葉をまとった木々、冬ならではのこの光景は、寒さを忘れ見続けてしまうほど魅力がある風景です。

シンボルツリーの夕暮れ

葉が落ちてしまった木はなかなかじっくり見ないものですが、冬の木に注目して見ると、とても素敵な姿をしています。葉がなくなった後のリンデンバームの姿は夕方になるととてもロマンチック。特に晴れた日の夕方は最高です。乾燥した蓼科の厳しい冬には、雪が綿衣の役目をしてくれます。適度な雪が降り、草花や木々が来春までやさしく守られてくれることを祈りつつ、ガーデンを閉めます。

写真 文 : 小澤文子、荘司真悠子