恵泉女学園大学

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人文学部 歴史文化学科

ゼミについて

恵泉女学園大学では4年間どの学期も必ずゼミに所属します。 ゼミとは、専門分野の学びを深めていくことを通して、コミュニケーション能力やプ レゼンテーション能力をも向上させていく授業です。
1年次にはまず、論文などの学術的表現に慣れ、基礎的な方法論を身に着けていき ます。 2年・ 3年次では担当教員の指導のもとで研究に必要な知識を得ながら、自分の テーマを設定する準備を進めます。自分の考察を発表することで、他のゼミ生の視 点にも刺激を受ける機会が増えるでしょう。 4年次にはその集大成として、設定した研究テーマに取り組み、
担当教員の指導を 受けて卒業論文・卒業制作などにまとめあげていきます。

ゼミリレーのご紹介

恵泉の各ゼミの教員や学生が、実習の様子や日常のひとコマなど、思い思いの記事をリレー形式で繋いでいくゼミリレー。それぞれに個性が光るゼミの雰囲気を、少しだけご紹介いたします。

ゼミリレー:文化学科

「教養基礎演習 I 」の合同授業と学外授業~多摩動物公園で桃井和馬先生といっしょに~

2012年05月14日10時23分  ゼミ/授業名:教養基礎演習 I

教養基礎演習は1年生向けに実施されているゼミです。いつもは小さな教室に分かれて報告をしたり議論をしたりしているのですが、先週はちょっと違ったやり方を取りました。5月10日の木曜1時限では大教室に場所を移し、5クラス分の文化学科の学生が集まって、本学客員教授の桃井和馬先生のお話に耳を傾けました。ご存じの方も多いかと思いますが、桃井先生は写真家・ノンフィクション作家としてご活躍されています。ほぼ1年前にも桃井先生には特別講師となっていただきましたので、今回はその第2弾になります。

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合同授業(1)

新書を読む

2012年01月17日10時27分  投稿者:高濱 俊幸 ゼミ/授業名:高濱ゼミ

高濱ゼミ(2年秋学期)では、歴史に関連した新書を取り上げている。参加学生それぞれが選んだ新書形式の本を、各自1冊ずつゼミで紹介し、討論するというものだ。インターネットで手軽に情報が手に入る時代ではあるが、図書館や書店でじっくりと本を選び、時間をかけて最後まで読み通すというのは、やはり重要な勉強方法である。ゼミも終わりに近づいたことでもあり、ここで参加学生の感想を聞いておこう。

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差異からみるアメリカ

2011年12月02日09時20分  投稿者:近藤 詩歩 ゼミ/授業名:文化史課題演習II(秋 3年) 

「私は三年ゼミでアメリカのジェンダーについて勉強しています。私たち女性にとって自分の置かれた問題を考える上で身近なテーマであると思い研究を進めています。
先日の発表では、アメリカ映画に登場する独身の働く女性、既婚の働く女性を対象に、年代を追って共通する問い、新しい問いをまとめました。ゼミ生からの意見が活発にでたのは、私が発表のなかで『ウェイトレス――おいしい人生の作り方』から、映像の一部を取り出し意見を聞いた時です。夫が妻に対して肉体的にも精神的にも支配的な夫婦関係を象徴するシーンであったため、自立とは何か、支配の関係性をどこにみるか、背景にある階級差、人種差、地域差をどうみるか、という問題や、日本の例、身近な例も飛び出し充実した意見交換になりました。

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活動場所は、教室ときどき美術館

2011年10月21日13時01分  投稿者:葛西志保 ゼミ/授業名:伊藤ゼミ

3年の伊藤ゼミでは西洋美術について学んでいます。春学期は、各自学生が好きな画家について調べたり、その画家の作品を他のものと比較したりと、書籍に書いてあることだけではなく自分なりの結論を見つけることを目標に学習しました。また、秋学期の授業に備えて書籍を批判的に読むという夏休みの宿題もあり、まさか大学で夏休みの宿題が出るとはと思いつつも今までより有意義な夏休みになりました。秋学期では、卒論を見据えたテーマについて各自調べることが主な課題になります。自らテーマを設定し、調査を行うという作業です。

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2年生ゼミと合同で「ヴェネツィア」展見学

巨大製鐵所を見学、わたしたち文系女子

2011年09月26日09時26分  投稿者:児玉真弓 ゼミ/授業名:杉山ゼミ

わたしたち3年杉山圭以子ゼミ(南アジア)一行は、9月20日、千葉県にある新日本製鐵君津製鐵所を見学しました。なぜ、文系女子のわたしたちが製鐵所なのか疑問に思われたかもしれません。わたしたちは春学期からこのゼミで、人の移動やモノの流れが世界の動向を左右し、時代までつくっていることを学び、高校時代とはちがう「歴史」に初めてふれました。また、この視点をもつことで、遠いはずの「世界」が意外にも自分たちとつながっていることにも気付かされました。こんなわたしたちに、先生は秋学期を前に鐡(てつ)の提案。鐡が主役のでっかいモノづくりの現場から、世界の今を知って、今度はその今と歴史の関係を考えるように、と。

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