本好きにとっての窮極の夢は本屋さんでお金に糸目をつけず買いまくる(!)ことでは?これは本に限らず、例えば洋服好きの人ならデパートで服を思うまま買いたいと思うでしょう。凡人は物欲のかたまりなのです。でも本当にそんなハッピーな状況になったとき、私はどんな行動をするのでしょう・・・。
数年前、かなりの額の図書カードをもらったことがあります。上限があるとはいえ、ある程度「買いまくれる」ので、私にとっては夢のような状況。あれにしようか、これにしようか、と読みたい本を思い浮かべて幸せな気分で悩んでいました。ところが、何でも買えるとなると、逆にこれに使ってしまうのはもったいない、どうせならいつもなら買えないものにしよう、という妙な思考回路にはまってしまい、なかなかカードを使えなくなってしまいました。貧乏性でしょうか。カードがあるのに現金で買ってしまったり。いったい何のための図書カードなのやら・・・。
現在、参加者を募集している恵泉の図書館初の「選書ツアー」は本好きの皆さんの夢をちょっぴりかなえられる企画です。自分で読みたい、あるいはみんなに読んでほしいという本を実際の本屋さんに行ってお財布を気にせずに選んでもらい、それらを図書館で購入するというものです。ぜひ参加して広い本屋さんで思う存分に本を選んでください!
蛇足ながら、結局、図書カードで日本ファンタジーの大傑作(と私が思う)のシリーズ本を「大人買い」しました。(M)
夏休みに向けて読書会メンバーが素敵なディスプレイをしてくれました。ぜひ手にとってご覧ください。