最近地元で小さな古書店を見つけました。天気は良くてもまだまだ空気はひんやり、まさに明日が大学の入学式というのに、多摩市近隣のソメイヨシノはまだ蕾もおぼつかずという日曜日でした。延ばし延ばしにしていた「散髪」の帰り道、美容師さんの情報で、それなのに唯一いま満開の桜の木が有ると知り、それを見がてら、歩いていた途中の事です。店先に百円均一の文庫本のワゴンが置いている一見どこでもありそうな様子でしたが、狭い店内に入ると、洋書のきれいな絵本や北欧家具のカタログ、かとおもえば復刻版にありそうな古い小説本など多種多様、全部見ていくには、結構時間がかかりそう。外国のタイルや絵はがき等が並んでいるコーナーもあり、ぎっちりの本棚のところどころにも小さな置物やオモチャが何気なく置いてあり、和む雰囲気を醸し出しています。店主は若い女性なのですが、絵本や雑貨は自ら外国で仕入れたものとのこと。なんだか思わぬ拾い物をしたような感じでした。
それにしてもたぶん何年も前からこの古書店もあった筈なのに、たまたまいつもと違う道を歩いていなければ永遠に(というと大げさですが)みつける事も無かったかも知れません。何かのきっかけがないと、別の道が有ることさえも意識しなくなっている、頭が固まりかけた自分に気付かされた日でもありました。(A)
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図書館では今、恵泉の教職員が選んだ新入生へのお薦め本を展示しています。メッセージのついたものもあり ます。ぜひ、手に取り、先生の顔を思い浮かべ(まだわからないかもしれませんが)、読んでみてください。もちろん、新入生以外の方もどうぞ。