恵泉女学園大学

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何を読む?

   いよいよ新しい年度が始まりました。年度替りにはテレビの番組も大幅に変わります。私にとってショックだったのは某テレビ局の書評番組が終わってしまったこと。21年間の長寿番組でしたが、衛星放送だったのでずっと見られず、地上波でやらない放送局を密かに呪っていました。やっと我が家でも1年半前に衛星放送が見られるようになり毎回楽しんでいたら、なんと終了!本を紹介する雑誌などはたくさんありますし、番組の中でベストセラーの紹介をするようなものはあるようですが、丸々1時間本について語る番組というものは他にありません。この番組の特徴のひとつとして、3人のゲストがお薦め本を持ち寄りそれぞれについて語り合うという読書会のような形をとっていたことがあると思います。その熱っぽい語りにひかれて読んでみたくなることがたびたびありました。

今やネットで本のタイトルを入れればその本についてのコメントが簡単かつ大量に手に入ります。アマゾンなどは「あなたはこれが読みたいはず」みたいに、もしかしたら自分でも知らない自分の「好み」を勝手に(?)判断して知らせてくれます。でも、やはり友達や先生が面白いと薦めてくれた、あるいは好きな作家(歌手でも)がよかったと言っていた、というものに心をひかれませんか?何かしら自分と関わりのある人のコメントやあの番組のように本についてのナマの語りのほうが心に響くように思うのです。

さて、図書館では今、恵泉の教職員が選んだ新入生へのお薦め本を展示しています。メッセージのついたものもあります。ぜひ、手に取り、先生の顔を思い浮かべ(まだわからないかもしれませんが)、読んでみてください。もちろん、新入生以外の方もどうぞ。(M)

 

 

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