いよいよ「フェルメール展」が東京で開催される12月になりました!と、フェルメールファンとしては思わず力がはいってしまうのですが、というのも今回は「フェルメールからのラブレター」展と称し、フェルメールの作品の中でも手紙を題材にした3点が、来日しているのです。寡作なフェルメールの30数点の中から3点も、しかも絵のテーマで作品を選出などという「贅沢」は、昔ではちょっと考えられなかったことです。「昔」というのは私が学生であった、XX十年前のことですが・・・。なかでも特にアイルランドから来日している作品は、その当時は盗難に遭ったまま行方知れずの状態で、「この作品はきっと一生、見られないんだなー」と画集を見ながらため息をついていたことを思い出します。今回は作品展と映画とケーキセットがワンセットになっている「Bunkamuraプレシャスセットチケット」なるものも販売しているみたいですが、そんなに一度に素晴らしい「美味」を味わったら消化不良になりそうなので、まずは絵画展で「心の酒池肉林」ということになりましょうか・・・。(A)