エンタメ情報誌『ぴあ』の休刊

1972年の創刊以来、39年の長きにわたって、エンターテインメント情報にかけては他の追随を許さなかった雑誌『ぴあ』が、7月21日発売号を以って休刊するそうです。

現在恵泉の図書館でも購読していますが、3年ほど前に、それまでは毎週発行されていた雑誌が月2回に変更になって、「そろそろ危ないかも」と心配していたところでした。情報誌という性格からいっても、紙媒体ではインターネットに到底勝てない、ということでしょうか。

思えば、若い頃、この雑誌には随分お世話になりました。面白そうな映画やお芝居をまず『ぴあ』でチェックし、プレイガイドでチケットを買っていそいそと観に出かけたものです。今は余り映画を観なくなったのに加えて、エンタメ情報はインターネットで簡単に手に入りますし、その場で予約もできてしまうので、ほとんど手に取らなくなりました。確かにこちらのほうが便利には違いありません。

一方、雑誌担当としては、今回の『ぴあ』のように、紙媒体の雑誌が休刊に追い込まれてゆくことに、これも時代の流れとは思うものの、一抹の寂しさを感じるのもまた偽らざる気持ちです。(Y)

※写真は前回のカウンターだよりに引き続き、図書館カウンター前のディスプレイです。
読書会サークルのメンバーが担当してくれました。テーマは「雨の日に読みたい本」です。　

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