先日「大学読書人大賞」の公開討論会をのぞいてきました。最近プロではない一般読者や書店の人などが選ぶ賞がふえていますが、この賞もそのひとつ。全国の大学の文芸サークルが、今、大学生にいちばん読んで欲しい本を推薦し、その中から大賞を選ぶというもの。公開討論会では最終選考に残った6作品について6サークルがプレゼンを行い、それをめぐってフロアの参加者も一緒に討論し、大賞を決定します。コメンテーター以外は、司会も係の人たちも参加者のほとんども大学生なので「昔の大学生」としてはいささか恥ずかしくはあったのですが、「関係者」の顔をして・・・。出版社の人なども来ていたようです。 前半で失礼したので大賞決定の瞬間を目撃することはできなかったのですが、各サークルのユニークなプレゼンと討論を興味深く聴きました。どれも読んでみたくなり、すでに長ーい読みたい本リストをかかえている身にはうれしくも悩ましい・・・。おまけに会場では最終選考には残らなかったけれどもエントリーされた図書のリストをもらったので、ますますリストは長くなりますね。ちなみに大賞は『天地明察』(冲方丁著)(図書館にあります)。6月下旬に著者を招いて授与式を行うそうです。興味のある方はホームページがありますので探してみてください。 (M)