イギリスの大学生の一部(ここがミソ)にはやっている「屈辱」というパーティーゲームのお話。ゲームの親は自分は読んでいないけれども、他の人は読んでいるだろうと思われる本のタイトルを賭けます。参加者は順に読んだかどうかを宣言。読んだ人の頭数が親の得点となり、これを何冊分か繰り返して総得点の多い人が勝ち。この説明だとわかりにくいかもしれませんが、要するに自分がいかに読んでいないかということで点を稼ぐという、いささかひねくれたゲームです。大学生たるもの"ある程度"の読書はしていること、全員が正直である、という前提がないとこのゲームは成立しませんね。偏見だといわれてしまうかもしれませんが、この屈折した(?)ユーモアはいかにもイギリスっぽい気がしてしまいます。
このゲームの勝者はどんな顔をしたらいいのでしょう。得意になるのもなんだか恥ずかしいような。といって負ければいいというものでもなく・・・。実際にやっているところを見てみたいものです。映画の1シーンにでもなりそうですが。(M)