恵泉女学園大学

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図書館

ほんのはなし

国民読書年の今年もあとわずか。けさ(11月5日)の新聞にも村上龍氏が電子書籍の会社を設立というニュースが載っていました。その隣には大手書店が電子書店をスタートさせるというニュースも。本をめぐる状況はまさに大「チェンジ」のただなか。 でもたとえどんなに「そんなの古い、時代遅れ」と笑われようと(?)私は本の手ざわりや紙の匂いが好きだし、紙の上に並んでいる文字を目で追うのが好きです。字体にもけっこうこだわります。
さらに本の「お洋服」である装丁、ブックカバー、帯なども魅力です。とても洒落ておめかししたものもいいし、逆にあっさりとシンプルな装いもまた。恵泉の図書館では今、そうした本の魅力を存分に味わってもらえるような展示をしていますのでぜひ、ご覧ください。本の思わぬ変身ぶりにもびっくりすることでしょう。

さて、本をめぐる話題をもうひとつ。「ビブリオバトル」をご存知でしょうか。3日に「ビブリオバトル首都決戦」があったことはニュースでもやっていました。私は、夏の終わりに開催されたものを観戦しました。簡単に言えば参加者が自分のイチオシの本について5分間売り込みスピーチをしたあと、フロアからの質問に答え、最後に観客の投票でチャンプ本を決定するというもの。どんなに好きな本でも5分間人前で話すというのはかなり大変なことです。でもつたないしゃべりでも読んで欲しいという熱い思いは伝わります。わくわくするような嬉しい体験でした。いつかウチの図書館でもできたらなーと思うのですが・・・。われこそは、という学生さん、いらっしゃいませんか?   (M)