恵泉女学園大学

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フィールドスタディ

短期FS参加学生コメント

2007年度アメリカ短期FS学生感想

行く前と、行った後では視野の広さがぜんぜん違うことに気づいた。このことに気づくのがもっと早かったら、私の大学生活は180度別のものになっていたと思う。もっともっと夢中に勉強していたと思う。

(ブロードウェイミュージカルを鑑賞して)人に何かを感じさせたり感動させたりするには、並大抵の気持ちや努力では出来ないことだと私は思います。実際、演技をしている側が観客に対して何の感情も持たずにただ演技をこなしているだけでは表面上は上手く見える場合はあっても観ている側としては何も伝わらない場合があります。そうではなく、観客に何か語りかける気持ちを込め全身全霊で表現することによってそれを観た観客は何かズシっと心に残るものが必ずあるのではないかと思います。

実際にニューヨークに初めて訪れてみて単純に感じたことは、ニューヨークという街は面白い。というのが、私の率直な感想だった。アジア人である私たちが街にいたとしても人種の問題で浮いたりはしないというイメージを持った。

このFSで、自分達だけで行く旅行では絶対に行きそうにない国連やDCTV、IANSA事務所を訪問し、また現地でお世話になった方々の貴重なお話しを聞け、非常に充実した日々だったと感じた。

今回とても悔やまれたのは、英語を全く話すことができないということである。これまで英語を学ぶ環境は整っていながら、避け続けたことをとても後悔した。自分の思いや疑問を直接聞くことができないもどかしさは、帰国後、英語を話せるようになりたいという思いを強くした。そして時間はかかったとしても英語を習得したいと思う。

(9・11の犠牲者遺族のお話を聞いて)きっと私もヴァレリーさんと同じようにどんな人殺しも戦争も正当化できないと考えると思う。私は、殺されたからといって、相手も殺してしまっても何の解決にもならないと思うからだ。殺すくらいだったら、その罪についてじっくり考えて欲しい。罪について考える時間もなく殺してしまっては次に進まないと思うのだ。

9・11後、イスラム教はマイナスのイメージを持って認識されることも多いが、ほとんどのムスリムが、テロとは無関係に生活していると思うと、人々は普通のムスリムに対しての偏見を抱きすぎると思う。アルカイダは、ムスリムのほんの一部なのである。調査の結果、イスラム教の多様性の幅広さに驚き、イスラム教の多様性を知っている人は世界中にどのくらいいるだろうと思った。多様性を知らなければ、9・11同時多発テロの犯人を理解することは困難だろう。