恵泉女学園大学

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教育農場・園芸

No.70

恵泉女学園大学教育農場
2009年04月06日

★多摩キャンパスの昨年と今年の1,2,3月の気温と降水量(教育農場測定)

  最高気温 最低気温 平均気温
2008年1月
2009年1月
11.3℃(8日)
12.0℃(19日)
-5.0℃(28日)
-5.0℃(13日)
3.0℃
2.6℃
2008年2月
2009年2月
14.0℃(22日)
13.0℃(22日)
-5.0℃(4日)
-4.0℃(15日)
2.4℃
4.3℃
2008年3月
2009年3月
18.2℃(15日)
21.0℃(19日)
-1.5℃(8日)
-3.0℃(15日)
7.8℃
5.6℃

教育農場の4月の主な作業予定

★農場の区画----1年生は2人1組で0.6×1.5mの畑を4つ管理することになっています。1年生が管理しやすいようにひもを張ってラベルを立てて区画の準備をします。
★草花育苗----夏から秋にかけて咲く一年草の種子播きがスタートし、J棟裏のガラス室では、たくさんの種類の草花が小さな芽を出しています。移植、ポット上げなど育苗の作業が続きます。
★学内販売用のジャガイモの植え付け----種子芋を畑に植えつけます。7月の収穫期には、学生食堂でフライドポテトとしてメニューに並びます。

4月の生活園芸の授業

「生活園芸 I 」は1年次必修の共通科目で、その中核は大学に隣接する教育農場における作物栽培実習です。最初に育てる作物はジャガイモ。牛糞、米ぬか、鶏ふんを畑に施し、鍬で耕すことからスタートします。季節の移り変わりを感じながら多くの命に触れることとなるでしょう。
「生活園芸 II 」の花壇クラスは草花の播種を行い、農場クラスは3人1組の班を組み、各自の畑の栽培計画を立て、種子まきを始めます。一本杉公園クラスは土づくりやジャガイモの植え付けを行う予定です。

「どうなる、どうする日本の食シンポジウム in 多摩」

2008年5月より、毎月第4木曜日のお昼休みの時間に「お弁当の日」を、全学を対象に開催しています。これはお弁当を持ち寄って一緒に食べる楽しさを実感したり、自分が食べているものに感心をもつ機会となっています。特に、11月に開催した「アフリカからの研修生とともに収穫に感謝する」というテーマで行ったお弁当の日は食や環境の問題に視野を広げるきっかけともなりました。
今年度は、新1年生を対象にした生活園芸ガイダンスとして、助産師としてご活躍で、「生」「性」「いのち」「食」をテーマに全国で講演活動を展開している内田美智子先生から「食から始まる生教育」と題しご講演を、大学として最初に「弁当の日」の活動を始められた九州大学農学部の佐藤剛史先生から「ひろがる弁当の日」の取り組みを紹介していただきます。親子って・・・。家族って・・・。命って・・・。生きるって・・・。誰かを思うって・・・。『お弁当』を通して考えが深まることはたくさんあります。この機会に「いのち」について思いを巡らせませんか。
また、9日には2年生以上の学生と一般の方たちを対象にした「どうなる、どうする日本の食シンポジウムin多摩~ひろがれお弁当の日~」と題したシンポジウムを開催します。どなたでも是非ご参加ください。学びと感動にあふれた時間をともに共有しましょう。

日時:4月9日(木) 13時~16時
会場:永山公民館 ベルブホール(東京都多摩市永山1-5)
参加申込・問合わせ先:恵泉女学園大学 教育研究支援センター
電話: 042-376-8339 (Fax 8218) e-mail:shien@keisen.ac.jp

あたたかな日差しの中で

首をすくめていた球根のつぼみが、あたたかな日差しを感じて顔を見せ始めてきました。ハーブガーデンのトチノキの樹の下には水仙の原種'バルボコデューム'が黄色いじゅうたんを敷き詰めたように一面に咲き始めました。、そしてそのあいだにはブドウの房のような青紫の小さなムスカリ、薄紫のハナニラ。今年も新しい春がやってきました。

(長谷川陽子)