恵泉女学園大学

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教育農場・園芸

No.68

恵泉女学園大学教育農場
2008年11月07日

★多摩キャンパスの昨年と今年の8,9,10月の気温と降水量(教育農場測定)

  最高気温 最低気温 平均気温 降水量
2007年 8月
2008年 8月
36.8℃(16日)
35.1℃ (8日)
18.0℃ (1日)
17.9℃(27日)
27.0℃
25.4℃
158.7ミリ
415.5ミリ
2007年 9月
2008年 9月
33.2℃(22日)
32.0℃ (8日)
14.0℃(30日)
12.3℃(28日)
23.1℃
21.8℃
260.6ミリ
315.7ミリ
2007年10月
2008年10月
27.0℃ (5日)
23.5℃ (4日)
7.7℃(28日)
6.2℃(30日)
17.2℃
15.3℃
101.9ミリ
169.7ミリ

教育農場の11月の主な作業予定

★焼き芋準備 ----地域の造園会社からいただいた街路樹や公園の剪定枝を燃やし、焼き芋の準備をします。焼き芋をするには、たくさんのおきが必要です。
★草花育苗---- キャンパスの花壇を彩る草花は、主に「生活園芸II」の実習で種子を播き、育苗したものを利用しています。毎日の水やりが続きます。
★クリスマス準備----今年は11月30日からアドベント(待降節)にはいります。恵泉園芸センターで購入した新鮮なヒムロ、モミを使ってチャペルの装飾を始めます。

11月の生活園芸の授業

「生活園芸I」では収穫したサツマイモを焼き芋にして試食し、秋が深まる農場で、焚き火を囲み火の暖かさ、煙の匂いを体感してもらうこともカリキュラムの大切な部分です。
2年生以上の選択科目「生活園芸II」の花壇クラスではパンジーを使ったハンギングバスケット作りを行います。農場クラスでは、夏休み前に播種したキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーが各区画の中で主役となり、今後の収穫が楽しみな秋の菜園に変化してきました。一本杉公園の古民家の畑を管理するクラスでは、ミズナなど葉菜類やワケギの収穫をします。

命の循環

『おばあちゃんが「昔のキュウリの味がする」と喜びました。』ある学生の「生活園芸I」のレポートに書いてありました。生活園芸では有機農法で野菜を育てています。有機農業というと「環境にいい」「安全な野菜」など漠然としたイメージしか持っていない方が多いのではないでしょうか。
「大地に蒔いた種子は芽を出し、土と水と光に育てられ、葉を付け、実になる。緑は酸素を作り、茎や根や果実や葉は、人間を含む動物の食べ物となり肉体を作り命をつないでくれる。人や動物の食べたものはやがて堆肥となり、発酵させ、微生物に食べさせて、再び土に返ってくる。植物の体内を通過した水は、葉から蒸散作用により空中へ出て、冷やされて雨となり、その雨は作物の命を育てる。人間も植物も虫も水も光も、宇宙のすべてがつながり、すべてが循環しているのだ」(『にんじんから宇宙へ』赤峰勝人著より抜粋)
今、スーパーに並んでいる野菜のほとんどが化学肥料や農薬を使う近代化農業で栽培されたものです。それ以前、おばあちゃんが若い頃は農業といえば有機農業でした。虫もいない雑草が一本もはえていない畑には、この命の循環がありません。前回の園芸便りで「いただきます」という言葉について書きましたが、まさに命をいただいているわけです。私達が毎日食べているものについてちょっと考えてみませんか。

(安藤幸子)

多摩フェスティバル

今年も多摩フェスティバルが開催されます。
園芸準備室では有機JAS認定農場でとれたダイコン、サツマイモ、サトイモ、ミズナ、チンゲンサイ、サニーレタスなどの野菜販売をおこないます。また、毎年恒例のフウリンソウの苗、チューリップの球根、ドライフラワーでつくったリース、押し花ハガキなども並びます。
晴れますように・・・。