恵泉女学園大学

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教育農場・園芸

No.48

恵泉女学園大学教育農場
2003年4月10日

★多摩キャンパスの昨年と今年の3月の気温と降水量(教育農場測定)

  最高気温 最低気温 平均気温 降水量
2002年3月
2003年3月
23.1℃(3/30)
20.5℃(3/31)
-0.7℃(3/9)
-2.1℃(3/5)
10.7℃
7.5℃
207.2ミリ
191.2ミリ

教育農場の4月の主な作業予定

★花壇・プランターの手入れ---花がら摘み、施肥、補植、除草など。特にパンジーはどんどん花が咲くので、花がら摘みをこまめに行って長持ちさせます。
★草花の種子播き---毎年4月20頃に、サルビアなど夏から秋に咲く草花の種子を播いています。
★実習準備---「生活園芸I」の実習で、学生は二人一組で60cm×150cmの畑を4つ管理します。春学期はジャガイモ、キュウリ、ムギワラギク、サツマイモを栽培します。そのために農場に紐を張って区画し、ラベルを立てておきます。
★野菜育苗---3月に「生活園芸II」で植えるミニトマトやトウガラシの種子播きをしました。4~5月の植え付けに向けて育苗中です。

4月の生活園芸の授業

1年生必修の「生活園芸I」では、最初の授業でジャガイモを植え付けます。また、5月の連休後にはキュウリを植えるので、施肥・支柱立てなどの準備をしておきます。ムギワラギクは今月下旬、小さな種子(直径約1ミリ、長さ数ミリ)を畑に直播きします。10日ほどで小さな芽が出るでしょう。肥料には米ぬか、牛糞堆肥、乾燥鶏糞を用います。
2年生以上の選択科目「生活園芸II」には、花壇の管理・育苗をするクラスと、農場での野菜栽培中心のクラスがあります。花壇のクラスは草花の種子播きや移植をする予定です。農場のクラスはエダマメ、インゲン、カボチャなどの種子播き、ミニトマトの植え付けをします。収穫が楽しみですね。

キャンパスの樹木

3月下旬から4月上旬にかけて、キャンパスはユキヤナギの白とレンギョウの黄色で彩られます。レンギョウ(学名:Forsythia suspensa モクセイ科)は枝垂(しだ)れて地面につくと、そこから発根し株立ちします。雄しべより雌しべが長く、枝は中空です。それに対しチョウセンレンギョウは、雄しべの方が長く、枝に髄があります。

(菊地牧恵)

園芸ボランティア

キャンパス内には、ハーブガーデン、ロックガーデンなどいくつかの花壇があります。植え替え以外にも除草、花がら摘みなど多くの作業があります。その手入れを応援して下さっているのは、恵泉女学園園芸短期大学の卒業生中心の有志グループ(K.S.アイビーチェーン)のメンバーです。
雨の降っていない金曜日の午後にいらしています。学生の皆さんも、一緒に作業をしてみませんか?花壇で作業をしている人に、気軽に声をおかけ下さい。

種子を播こう

多摩キャンパスでは毎年4月20日頃と9月20日頃、花壇に植える植物の種子を播きます(種子を播く時期は地域によって異なります)。春播き草花の多くは耐寒力がないため、皆さんはサクラ(ソメイヨシノ 学名 Prunus×yedoensis バラ科)が咲いた時期からを目安に、種子播きするとよいでしょう。
※種子によって発芽適温は異なり、発芽適温が高い植物は5月以降に播くことになるので注意しましょう! 例)フウリンソウ、ベゴニアなど

(成田ゆりえ)