恵泉女学園大学

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人文学部 歴史文化学科

下着

下着の歴史は古く、紀元前にまでさかのぼります。西欧では寒さしのぎに重ね着したのが始まりです。もっとも、毎日洗濯して着替えるというものではありませんでした。ちょっと極端な例ですが、17世紀初めのこと、スペイン王女イザベラは、願いがかなうまで着替えませんと誓って、3年以上そのままだったそうです。当時の下着には宝石が散りばめられていたり、金品を安全に持ち運ぶためのポケットが付けてあったりして、今日のものとはずいぶん違っていました。それから、下着にも流行があって、16世紀はスペイン風、17世紀に一時オランダ風が広まり、18世紀にはフランス風が人気を集めました。その時々の国力を反映したとも言えますね。ちなみに、英語で「下着」にあたる言葉はいくつかありますが、今となっては古風な感じのするundergarmentが16世紀から用いられたのに対して、underwear、underclothes、lingerieはどれも19世紀になって使われだします。