担当者:大橋正明(人間社会学部国際社会学科、人間社会コース)
第三世界の貧困や環境悪化に苦しむ人々に対して、何か手助けをしたいと考えている人は多い。しかし貧困や環境の問題は、簡単に解決できるような単純な問題ではない。手助けをすることによって、逆に問題の本質が隠蔽される、あるいは問題がより深刻化する場合も少なくない。本短期FSは、2年生以上向けの科目「国際開発論」及び「社会開発論」で学んだ問題や理論を、現場で現実に触れることで確かめ、理解や考えを深める機会を提供する事を目指している。具体的にはバングラデシュで、日本のNGOである「シャプラニール=市民による海外協力の会」が支援する現地NGO等が実施している、農村や都市での活動現場を訪問する。
2009年7月末からの10日間程度
10人程度
航空券14~17万円程度、現地費用3~4万円程度
(1)東京発、バンコク市内宿泊
(2)バンコク発、ダッカ着、オリエンテーションと周辺散歩、民族服購入など
(3)ダッカ市内でスラム、難民キャンプ、ストリートチルドレンか働く子ども支援のNGO訪問など
(4)ダッカ発、農村開発の現地NGO訪問、農村に滞在
(5)農村に滞在して、現地NGOの活動見学、村の学校訪問、村人の家にミニステーなど
(6)前日と同じ。文化の夕べで、村人などと交流
(7)農村発、途中で文化遺跡などに立ち寄り、ダッカ帰着
(8)ダッカ市内の見学
(9)ダッカ出発、バンコク着、発
(10)朝、成田帰着
『大橋正明・村山真弓共編著、バングラデシュを知るための60章、明石書店、他
現地での観察態度や度合い、各人のテーマに関するレポートの出来具合、事後の報告書作りなどの参加過程等を総合的に勘案