恵泉女学園大学

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フィールドスタディ

沖縄

島人にとっての環境と開発、戦争と平和

担当者:松村 正治(人間社会学部人間環境学科)
科目名:社会調査方法論 I (沖縄)
フィールドスタディ I (沖縄)
フィールドスタディ VI

目的

私たちが抱く沖縄のイメージとは、どのようなものでしょうか?リゾート、癒し、長寿、戦跡、米軍基地・・・。こうしたイメージは、沖縄の一面を代表していますが、同時に、ほかの面を見えなくさせてしまってもいます。また、沖縄といっても、沖縄本島と今回訪ねる八重山地方では、自然も社会も大きく異なっています。現実は、私たちの貧しいイメージよりも、複雑で、多面的で、流動的です。だからこそ、行ってみる価値があるのだと思います。

このプログラムでは、沖縄八重山諸島を訪ね、島人からみえる生活世界にふれることで、地域の環境と開発のバランスをどのようにすべきかを考えます。また、アジア太平洋戦争の戦跡をたどり、島人の生活からみえた当時の戦争を思いめぐらし、庶民にとっての平和を考えます。

「社会調査方法論 I 」では、沖縄の、あるいは八重山諸島の自然、社会、文化などを広く学びながら、参加者の問題意識を鋭くしてもらいます。

計画

実施時期

2007年12月

実施期間

10日程度

参加人数

約10名

費用

約15万円

スケジュールと内容

石垣島

戦跡巡り、新石垣空港建設問題、サンゴ礁の再生

竹富島

町並み保存、聖域(御嶽)、公民館活動

小浜島

リゾート開発、サトウキビ生産

西表島

海岸清掃、染織、エコツーリズム、戦争マラリア、戦後開拓

※実施日数が決まり次第、詳細を後日お知らせします。

参加資格

積極的に発言すること。団体行動ができること。社会調査論 I で十分に事前学習すること。

テキスト

必要に応じて、指示します。

参考書

  • 新城俊昭『高等学校 琉球・沖縄史』東洋企画
  • 大田静男『八重山の戦争』南山舎
  • 三木健『八重山を読む』南山舎
  • 宮城文『八重山生活誌』沖縄タイムス社