恵泉女学園大学

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フィールドスタディ

タイ

開発と人権、多文化共生を考え

担当者:斉藤 百合子(人間社会学部)
科目名:「社会調査方法論 I (タイ)」
「フィールドスタディ I (タイ)」

目的

植民地化されてこなかった歴史をもつタイには、タイ族だけでなくさまざまな背景と歴史をもつ人々が暮らしています。社会が大きく変化している現在、「人間が安全に暮らす=人間の安全保障」とはどういくことか、タイ社会での事象を学びながら考えます。

「人間の安全な暮らし」を考えるために、「人間を危険や不安定な状態にさせること」を山地民族が抱える国籍問題をはじめ、タイ女性や子どもの人身売買、HIV/AIDSやストリートチルドレンなどの問題解決や固有の文化保持・発展に取り組んでいる団体や人々を訪問して学びます。そして、多様な価値観とともに、よりよい社会や望ましい地球社会はどうあるべきか一緒に考えていきます。

「社会調査方法論 I」は、開発、人権、そして文化をキーワードに多文化共生を考える視点を鍛え、フィールドスタディを実り多いものにしていく準備授業です。

計画

実施時期

2006年12月下旬もしくは2月上旬

実施期間

9日間程度

参加人数

約15名

費用

14万円(保険や個人的費用は除く)

スケジュールと内容(予定)

1日目 成田発バンコクへ
2日目 バンコクで、人権関連の国家人権委員会、人権NGOを訪問
3日目 バンコクからチェンマイへ オリエンテーション
4日目 チェンマイのHIV/AIDS患者支援NGOなどを訪問
5日目 山岳民族の若者らとの交流 山岳民族についてのレクチャー
6日目 山岳民族の村に移動、滞在。
7日目 山岳民族の村に移動、滞在。
8日目 山岳民族の村からバンコクに戻る。振り返りミーティング
9日目 チェンマイ市内見物、自由時間 チェンマイ発
10日目 早朝成田到着
※予定は諸事情により、変更することがあります。

参加資格

「タイ語 I 」以上を履修することが望ましい。

テキスト

適宜指示。

参考文献

『タイを知るための60章』
綾部恒雄、林行夫(編著)、明石書店、2003年