恵泉女学園大学

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フィールドスタディ

参加者の声

タイ長期FSに参加して

長期フィールドスタディ(2007年度長期FS参加者のレポートより)

体験学習で村にいる2ヶ月間は、毎日が刺激で毎日が学びだった。当初は言葉(パガニョー語)もできなければ、稲刈りなどの仕事もできない状態だったのが、徐々に言葉を覚え、一緒に過ごす中で彼らの生活の仕方を見て学び、少しずつ自分のできることが増え、行動範囲が広くなっていったのは学びがあったからだと思う。
そして、共に笑い、食べ、働き、寒さにステイ先の子どもと身を寄せ合って寝る中で、言葉だけではない気持ちもお互いに通い合えていた。そしてそれは私にとってごく自然のことになっていて、"同じなんだな"と、根本的には同じ人同士ということを深く感じたのである。何か特別と思っていた山岳民族に対する見方の変化だった

長期フィールドスタディ(2005年度長期FS参加者のレポートより)

今一番感じることは、自分はたくさんの人に支えてもらっているのだなということである。日頃から自分にとっての宝物は『人との出会い』であると思っていたが、タイでは毎日がその連続で、21年間生きてきてこんなに毎日がドキドキしていたことはなかった

この体験学習では、たくさんのことを見て、聞き、触れ、体験し、考え、学ぶことができた。自分から動くことで、必ず何か発見することがあり、人生、自分から動かなければ何も始まらないことも身をもって体験した。言葉の壁にもぶちあたったが、逃げずに向き合うことで、必ず得るものがあるということ、また人間関係を築くために言葉は重要であると感じた。辛い経験を乗り越えられたのは、自分の力だけでなく温かい笑顔で接してくれた村人たちのおかげである

自分の気持ち次第で多くのことを学ぶことができるということを教わり、改めて考えさせられた。タイで出会った人々と一歩踏み込んだ友人関係を作ることができたと思う

急に成長することは難しいが、できることから少しずつやっていくことなら私にもできるのだとわかったことが、体験学習のなかで自分が一番成長した点である。日本での自分とかけ離れた生活を経験したことで、何でも自分中心に物事を見て判断していたことに気付かせられた

現場で調査することの大変さと、タイ語が十分にできない悔しさと辛さを感じた。しかし、文化、習慣、食事など、何でも村人と一緒の生活スタイルで過ごし、村人の生活を味わえたこと、村以外でも、FS中に体験したさまざまな体験がとても良い経験となった

長期FSはタイのことを知るだけでなく、海外から日本を客観視することができたと思う。また半年近くも家を離れたことがなかったが、FSのおかげで家族のありがたみがとてもよくわかった

この半年間私なりに身体も心も精一杯使って『現場』から学んだ。それは偏差値で図れる学びではなく人生の糧になるような深い体験だった。この体験をただの『思い出』にしてしまうのではなく帰国後の具体的な活動へつなげていきたい

体験学習で、文化とは、頭で理解するのではなく身体で体験するものだと実感した

海外で5ヶ月間生活するということは、私にとって初めての経験だった。言葉も通じず、文化も違う世界での生活は、新鮮な驚きと戸惑いに満ちていたが、たくさんの新しい発見があった

村での体験学習で日本とかけ離れた生活をおくったことで、様々なことを考えることができ、新たな学びのスタートを見つけることができた