恵泉女学園大学

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本学について

2011年10月

さあ、恵泉祭です~恵みの泉の園にようこそ!

学長 木村利人

いよいよ、11月5日(土)と6日(日)の恵泉祭が迫ってきました。この両日はオープンキャンパスでもあります。在校生、卒業生、ご家族、保証人の方々はもちろん、本学に関心をお持ちの高校生の皆様方のおいでを心からお待ちしています。

今年の恵泉祭のテーマ「PEACE~幸せのピース探し~」は、本学園の創立者・河井道先生の建学の精神に沿った内容です。それは、本学が、「平和」をめざす女性の大学として、「聖書」「国際」「園芸」の三教科を大学における人間教育の理念として展開してきているからです。
6日(日)には、午前10時から、チャペルで礼拝があります。また、10時30分からは、英語を学んでいる在学生による「ダルトン女史記念スピーチ・コンテスト」が行われます。11時からは、原子力に関連するドキュメンタリー映画製作者として著名な鎌仲ひとみ監督によるトークショー「もありますし、14時からは東日本大震災以後の生き方を問うシンポジウム「3.11.以後の社会と私たち」(大学院主催)が玄侑宗久師の基調講演により開催されます。
隣接する南野キャンパスでは、花と平和のミュージアム委員会により、本学が所蔵する江戸時代のカラーフルな「園芸古典籍・本草図譜」の展示が「江戸の植物図譜の美」企画展として行われます。他の図書館では見ることのできない貴重書を修復したもので一見の価値が大いにあります。

聖書には「平和を実現する人々は幸いである(マタイによる福音書5章9節)」と書かれてあります。
河井先生は「女性には、世界の平和が永続するように働き、計画し、祈り、犠牲をさえ厭わないという責任が委ねられていることを確信しています」と述べておられます。
河井先生がしばしば語られた「神による真の平和」はまだ達成されてはいません。しかし、「平和をめざす」女性の大学である本学は、聖書の精神に沿った「平和を実現する」女性の大学として学生、教職員ともども「いのちの教育」の内容を大きく発展させてきました。
21世紀における恵泉女学園大学の使命は、今や、「いのちのルーツである聖書」「いのちを支え合う国際・平和」「いのちを慈しみ育てる園芸」を学び、体験し、実践するという「いのちの教育」理念において一つに統合され、新しい未来への展望を開きつつあります。
皆さん、秋の草花の咲き誇る恵泉女学園大学の美しい多摩キャンパスの恵泉祭に、是非ともお出かけ下さい。

昨年の恵泉祭