恵泉女学園大学

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本学について

2009年12月

クリスマスおめでとうございます!

本年は、大学のクリスマス礼拝も、チャペルコンサートにも極めて多くの皆さん方がご参加くださり、大変に嬉しいことでした。
美しい奏楽、聖歌隊の素晴らしい歌声、ハンドベルのダイナミックな響き、そして6人の在学生の皆さんによる「平和」への思いを語ったクリスマスのメッセージに深く感動しました。教職員も学生たちとともに聖歌隊で歌ったり、クリスマスの寸劇をしたりしたのも印象に残りました。

クリスマス礼拝の後、学生ラウンジで行われた祝会には、今年はじめての試みでしたが、来年入学予定の高校生の皆さん方が数十人もご一緒に、楽しいゲームや歌を歌ったりして、大変に盛会でした。
入学前に在学生の皆さん方や、これから学ぶ学科の先生方と様々な情報を交換する良い機会にもなりました。これからも、折にふれてこのような企画を続けていきたいと願っております。

本年は、恵泉女学園創立80周年の記念すべき年を祝うことが出来たのは大きな喜びでした。この時にあたって、私は、伝統的な恵泉教育の三つの柱である「聖書・国際・園芸」を、私の専門とするBioethics(生命倫理)の視座から新しく「いのちの教育」として考えてみようと思いました。

すなわち、「いのちのルーツとしての聖書」「いのちを支え合う国際協力と平和」、そして「いのちを慈しみ育てる生活園芸」といった「いのちの教育」を本学ではすでに展開してきているからなのです。
かけがえのない「いのち」が、現在ほど脅かされている時代はありません。この混迷の時代の中において、キリスト教の精神に基づいた「いのちの尊厳」を守り、日本国憲法と国連の世界人権宣言等により示されている「基本的人権」が真に保障される社会を作り出すための「いのちの教育」を更に力強く本学において展開する責任と使命とを教職員一同ともに力を合わせて担っていくつもりであります。

本学園の創立者・河井道は、その自伝「わたしのランターン」の中で、「誰も泉を作ることはできない、それは創造主からの賜物である。わたしの学校もその通りである。生命の泉から湧きあがる恵みの賜物であらせたい」と語っておられます。
クリスマスにあたり皆様の上に、神様の御祝福が豊かにありますようにとお祈り申し上げます。

クリスマス賛美礼拝
クリスマス賛美礼拝

クリスマス祝会
クリスマス祝会