恵泉女学園大学

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本学について

2006年12月

クリスマスと新年を心からお祝い申し上げます。

本学園の創立者・河井道先生は、今から60年前の「恵泉」誌の巻頭言で次のように語られておられます。
「クリスマス! 様々の喜びの思い出、貴き経験の回顧、親しき者よりの愛情の追憶、等の焦点のクリスマス!老若の区別なく、喜びの音信をクリスマスが毎年もたらして来ます。・・・・毎年の経験とはいえ、今年も恵泉は目まぐるしき多事多忙の日を重ねました。そのうちに神の御恵が金糸のごとくすべてを貫き輝いております。」
私は、今年4月に学長に就任し、学生諸君と保証人の方々、教職員の皆さん、学園理事の先生方や同窓会・恵泉会の方々の心からなる御支えによりましてその任務を担い、クリスマスを迎えることが出来、そして新年を迎えようとしております。正に、河井先生が述べられておられる「めまぐるしき多事多忙」の中で、力を尽くして参りましたが、本当に「神の御恵みの金糸が全てを貫き輝いて」いることを実感しております。
今月の恵泉女学園大学でのハイライトは、12月13日に行われたクリスマス讃美礼拝でした。美しく優雅なパイプオルガンの奏楽、絶妙なハーモニーをかもし出したハンドベル、ギターの伴奏や独唱、そして聖歌隊の天使の歌声のような響きに包まれて、大学のチャペルに集った約250人を越える会衆が荘厳な雰囲気の讃美礼拝でのクリスマスの詩の語りかけに耳を傾けました。
森田進先生が編集された「クリスマス詩集」(大学のホームページに再版刊行のお知らせが掲載されています)からの9編の詩が11人の学生や教員によって朗読され、日本人としてキリストに出会った詩人たちについての森田先生によるメッセージが語られ、深い感動を与えられました。
会衆一同が喜びの歌声に心をあわせ、祈り、感謝し、クリスマスの豊かな恵みをともに分かちあうことが出来たのは本当に嬉しいことでした。讃美歌や詩や祈りを含め、大変に美しい表紙の40ページにもわたるクリスマス讃美礼拝のプログラムを読み返すと、その雰囲気が伝わってきます。このために様々な準備をされたキリスト教センターの皆さんはじめ学生、教職員、参加者全ての皆さんに感謝申し上げます。
最後に、このクリスマス讃美礼拝で一同が祈った「アッジのフランシスコの祈り」を下記に記し、皆さんとともに多事多忙だった今年を感謝し、新しい年の平和も合わせて、神様にお祈りを捧げたいと思います。
平和の祈り(アッジのフランシスコの祈り)
主よ、わたしをあなたの平和の道具にしてください。
憎しみのあるところに、
愛をもたらすことができますように。
過ちのあるところにゆるしを、
分裂のあるところに一致を、
誤りのあるところに真理を、
疑いのあるところに信仰を、
絶望のあるところに希望を、
悲しみのあるところに喜びを、
闇のあるところに光をもたらすことができますように。

主よ、わたしに、
慰められるよりも、慰めることを、
理解されるよりも、理解することを、
愛されるよりも、愛することを求めさせてください。
私たちは与えるので受け、
ゆるすのでゆるされ、
死ぬことによって、永遠の命に生きるからです。
アーメン

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