多摩市グリーンボランティア連絡会の取り組み

I.多摩市グリーンボランティア連絡会

平成23年春、多摩市立グリーンライブセンターが新しく生まれ変わり、市民の立場でグリーンライブセンターの運営とグリーンボランティアの活動をサポートするため、多摩市グリーンボランティア連絡会が発足しました。

1.設立経緯

多摩市グリーンボランティア連絡会(以下、GV連絡会と称します。)は、多摩市立グリーンライブセンター(以下、グリーンライブセンターと称します。)の市民利用促進を目的に、多摩市内で多摩市と協働して環境保全等の活動を行っている13の団体が集まり、平成23年2月に結成した会です。
グリーンライブセンターは、「みどり豊かで快適なまちづくり」を目指し、平成2年4月にオープンした施設で、「多摩市立グリーンライブセンター及び多摩市立都市緑化植物園に関する規則」に基づき、緑化に関する相談及び指導・助言等が行われきました。
平成2年の開園以来、年平均3,200件のみどりの相談や、年平均120項目のみどりの講座、年平均36,000人を超える来園者がありましたが、近年の財政逼迫等を受けてグリーンライブセンター運営の見直しが求められ、財政負担を少なくする新たな運営方式により運営が開始されました。
この新たな運営方式は、多摩市と恵泉女学園大学、GV連絡会で構成する「多摩市立グリーライブセンター連携推進協議会」(以下、協議会と称します。)による運営です。
GV連絡会は、この協議会に参加する団体としてグリーンライブセンターの持続的な運営管理に参加するとともに、グリーンライブセンターの市民利用増進に寄与することを活動の目的としています。
GV連絡会では、グリーンライブセンター内に事務局を設け、グリーンライブセンターを活用した講座等を企画・開催しております。
GV連絡会への加入は、多摩市内で多摩市と協働して環境保全等の活動をしている団体で、GV連絡会の会則に賛同していただける団体であればご参加いただけます。
多摩市内で多摩市とともに環境保全活動を行っている多くの団体の皆さんとともに、グリーンライブセンターの利用促進に務めていきます。

2.事業内容

GV連絡会は、多摩市グリーンライブセンターの市民利用増進に寄与することを目的にグリーンライブセンターの持続的な運営管理に参加し、以下の事業を行います。

(1)多摩市グリーンボランティア講座の企画運営
多摩市と協働して、市内の公園緑地の雑木林の管理保全を行うグリーンボランティアを養成する講座を実施しています。年間10回で雑木林の管理および活動方法を学ぶ初級講座と刈払機・チェンソーの動力機械の扱い方・剪定・救命救急・リスクマネジメントなどを学ぶ中級講座を実施しています。

(2)多摩市立グリーンライブセンターで市民企画の講座・イベントの実施
市民や市民団体が行う講座、工作教室、自然観察会、イベント等を企画・実施します。

(3)グリーンボランティア活動のサポートおよび人材育成
みずと緑に関するボランティアグループの活動をサポートするとともに、グループの結成の支援やボランティアの人材育成を行います。

3.GV連絡会の構成

GV連絡会は多摩市内で多摩市と協働して環境保全等の活動を行っている13団体で構成されます。GV連絡会の組織として、構成団体から推薦・選出された役員による役員会、構成団体から推薦された委員により構成される運営会議、および事務局で構成されます。

4.構成団体の紹介(順不同)

◆多摩グリーンボランティア森木会(以下、森木会)
http://www.tama-gv.org/
平成13年(2001年)に設立、平成14年(2002年)から多摩市と協働でグリーンボランティア講座を開催し、修了者を中心に、市内各所で雑木林の管理保全活動を行っています。
GV連絡会の中心的役割を果たしている。

◆森木会 多摩中央公園班
http://www.tama-gv.org/page2-1.html
森木会の活動班のひとつで、GV講座の修了者を中心に多摩市中央公園内の雑木林の管理保全を行っています。

◆森木会 一本杉公園みどりの会
http://www.tama-gv.org/ipponsugi/index.html
森木会の活動班のひとつで、GV講座の修了者を中心に多摩市一本杉公園内の雑木林の管理保全を行っています。

◆なな山緑地の会
http://www.geocities.jp/nanayamaryokuchi/
森木会の構成団体として、地域住民とGV講座の修了者を中心に多摩市和田にある「和田緑地保全の森」"なな山緑地"の雑木林の管理保全を行っています。

◆森木会 よこやまの道班
http://yokoyamaroad.web.fc2.com/
森木会の活動班のひとつで、GV講座の修了者を中心に多摩市内「よこやまの道」のエコプラ多摩に隣接する諏訪が岳を中心に雑木林の管理保全を行っています。

◆永山駅前雑木林保全育成の会
http://blog.goo.ne.jp/nagayamaekimae-zoukibayasi
永山駅前にある永山駅前緑地の1ヘクタールの雑木林"さえずりの森"の保全育成を行っています。

◆馬引沢自治会里山くらぶ
多摩市馬引沢2丁目にある「馬引沢緑地」を地元の自治会にできた組織で管理保全を行っています。

◆フレンドツリーサポーターズ
http://www.tama-gv.org/page2-3.html
フレンドツリーサポーターズは、八ヶ岳「多摩市民の森」の森林整備を行うために設立された団体です。その後、多摩市内にも活動エリアを広げて、多摩市豊ヶ丘1丁目の「豊ヶ丘の杜緑地」などの雑木林の管理保全を行っています。

◆森木会 亀ヶ谷緑地班
http://kamegaya-ryokuchi-tgvs.jimdo.com/
 旧ページhttp://www.tama-gv.org/page2-4.html
 l 森木会の活動班のひとつで、GV講座の修了者を中心に多摩市落合にある「亀ヶ谷緑地」の雑木林の管理保全を行っています。

◆どんぐり山を守る会
多摩市落合2丁目にあるどんぐり山公園の雑木林の管理保全を行っています。昭和61年(1986年)から落合第5児童公園と呼ばれた時から緑地管理を始めて、雑木林を作ってきました。里山管理の先駆的な団体です。

◆多摩市民環境会議
http://ecomeetingtama.jp/?page_id=221/
多摩市の環境を、良好な居住環境にして次の世代に引き継ぐために、多摩市民の会員自らが多くの人々や事業者並びに行政と、連携して活動を実践していく会です。

◆多摩市水辺の楽校
多摩川・大栗川・乞田川流域を拠点に、恵まれた自然豊かな水辺を活かし、子ども達が水辺の環境に親しみ、生きもの(魚・水生生物・鳥・草花)の観察を通し自然の豊かさに接しながら五感を養い情操豊かな子ども達の育成のための体験学習を行っています。

◆多摩ミツバチプロジェクト
http://s129.seesaa.net/
多摩センターを中心に、ミツバチのお世話を通して、ミツバチの生育や巣箱周辺の多摩の環境を実体験し、得られた体験や知識を周囲に広め、環境貢献活動を行っています。また、ハチミツの活用を通して多摩地域の発展に寄与します。

◆からきだの道の会
多摩市南西部(小田急線唐木田駅から徒歩が便利)に位置し、ゴルフ場との境界緑地を残す形で整備された全長約1.8㎞の散策路。自然の地形を活かし起伏は多いが、展望台、湧水池、木製階段、バードサンクチュアリ、砦山、お花見広場、百本シダレ、ヤエザクラの原っぱなど変化に富んだ見どころがいっぱいです。2011年12月から有志により発足し、2013年7月から森木会に正式加入しています。

II.多摩市グリーンボランティア講座

多摩市とGV連絡会では人と自然が共生できるまちづくりを目指して、「みどり」に関する市民活動を積極に推進し、公園、緑地等を自発的、主体的に維持、管理、活用していただく、市民ボランティアの育成に取り組んでいます。実際にボランティア活動を行っている市民の方々と協働して、平成14年から多摩グリーンボランティア森木会と多摩市が協働で雑木林を対象としたグリーンボランティア初級講座を開催しています。また、平成17年からは初級講座の修了者を対象に中級講座を実施しています。平成23年4月からGV連絡会の発足に伴い、多摩市、森木会、GV連絡会の協働でグリーンボランティア講座を実施しています。

1.初級講座

■講座内容
「みる」「きく」「やってみる」をキーワードに実習を主体にした講座で、雑木林の育成管理、竹林整備の実習、苗木やシイタケの菌の植付け、腐葉土づくり、公園等の「みどり」の観察・植生調査などです。

■講  師
「みどり」のボランティア活動団体(森木会員等)等の方

■会  場
多摩中央公園・一本杉公園・和田なな山緑地・よこやまの道・亀ヶ谷緑地

■対  象
高校生以上の多摩市内在住、在勤、在学者

■定  員
40人(応募者多数の場合は抽選)

■参 加 料
3,000円

    12月     入講式
第1回 1月     山初めの神事、樹木伐採、下草刈り
第2回 2月     萌芽更新、樹木伐採、ホダ木づくり、腐葉土置き場づくり
第3回 3月     苗木植え付け、椎茸菌の植え付け、ホダ木の整理
第4回 4月     多摩市のみどり、里山の生態系
第5回 5月     先進事例地視察
第6回 6月     樹木の生態、植物観察
第7回 7月     植生調査、竹林管理
第8回 8月     土壌と土壌生物、懇談会
第9回 9月     群落調査、腐葉土天地返し
第10回 10月  管理計画策定、修了式

2.中級講座

(1)講座の目的

多摩グリーンボランティア森木会の活動は、多摩グリーンボランティア森木会の会則第2条(目的)に示されているように、「地域のみどりの保全、育成活動を通して、人と自然が共生するまちづくりを自主的、自発的に進めること」を目的としています。 また、第3条(事業)において、第2条の目的を達成するために、下記6項目の事業を行うこととしています。

・公園、緑地などの雑木林の保全、育成活動 
・公園、緑地などの自然環境に関する調査研究
・自然観察会、フォーラム、イベント等の開催及び機関誌の発行
・ボランティアグループの結成、活動の支援及び人材育成
・各地域で活動している公園愛護会、自然保護団体、その他の団体などとの連携及び交流
・多摩市グリーンボランティア連絡会への参加
・その他、前条の目的を達成するために必要な事業

多摩市グリーンボランティア講座中級編は、会則第2条の目的を、持続性のある活動としていくために、多摩市との協働によって第3条第4項の人材育成を主眼に、活動の中心となっていただく方を育成するために開催するものです。

(2)講座の内容

・活動のリーダーとして、一緒に活動している会員の方々の安全・安心・楽しみ・やりがい・仲間づくり、自然のしくみを知る、の手助けをしていける人を育成していくことを講座の基本としています。

・そのために、作業機械の正しい使い方、花木・果樹・鑑賞木・庭木などの剪定手法、活動する際の安全救急法とリスクマネジメント、活動のリーダーシップなどを学び、活動の企画・運営などのコーディネイトが出来るようになることを目指します。

・講座の開催にあたっては、多摩市役所都市環境部みどりと環境課と協働して開催します。

(3)修了者の位置づけ

修了者は、多摩グリーンボランティア森木会の各班の活動に、積極的に携わっていただきます。

※講座修了者には、多摩市と多摩グリーンボランティア森木会が発行する、携帯できる修了証ネームプレートを授与します。

※活動の企画・運営・記録に積極的に携わっていただきます。

※活動参加者の安全と安心な活動継続に、携わっていただきます。

(4)参加人数

参加人数は、講座開催の場所、講師の人数、使用する機材等の数量、受講者のモチベーション等を考慮して、10名から15名程度としています。

(5)講座カリキュラム

第1回
7月 刈払い機の安全な使用方法を学ぶ
ボランティア活動の、もっとも基本となる草刈り作業において、刈払い機を用いた草刈り作業について、自らの安全と周りの人にも安全が確保できる刈払い機操作方法と、刈払い機の保守点検方法を学びます。楽しい活動には、安全が全てに優先します。

第2回
8月 活動に必要なファーストエイド(応急方法)を学ぶ
私たちの活動は、安全・安心の中で、楽しみとやりがい、仲間づくり、自然のしくみ、を知ることが重要です。しかし、活動の中で傷害等が発生した場合には、正しい救急法を施し、早く医者に引き渡すことが必要です。この方法を学ぶとともに、危険に遭遇しないためや遭遇した後のリスクマネジメントを学び、一緒に活動される方々から頼られる活動リーダーになることを目指します。

第3回
9月 樹木の剪定手法を学ぶ
花木、果樹、鑑賞木、庭木などの剪定手法を学び、四季折々の植物歳時記を楽しむとともに、良好な樹林環境を創出するノウハウを習得します。また一緒に作業する方々にも伝授できるようにします。

第4, 5回
10月 チェンソーの安全な使用方法を学ぶ
チェンソーの構造とその安全な使用方法を学び、実際に使用を体験することで使用にあたってのコツ・ノウハウを習得します。多摩グリーンボランティア森木会では、この講座を受講された方だけがチェンソーを使用した活動が可能としています。

第6回
11月 雑木林管理のリーダーのノウハウを学ぶ
多摩市内の公園緑地には、多くの雑木林が残存しています。これらのみどりを楽しみながら、多くの市民の方々や多摩市と協力・協働して、生物の多様性が豊かで景観上も優れた居住環境として、次の世代に受け継げる環境資産としていく必要があります。
そこで多摩市のみどりの現状を知り、ボランティアのリーダーとして必要なノウハウを習得します。また、ボランティア活動のリスクマネジメントについて学びます。
講座終了後、終了証を交付します。

III.GV連絡会の講座・イベント

1.講座・イベントについて

グリーンボランティア講座とは別に市民や市民団体が企画する講座、工作教室、自然観察会、イベント等を実施しています。市民ボランティアが企画し、さらに、講師・スタッフを行うことで手作りの講座・イベントを実施しています。手作りですが、講師・スタッフは市民の専門家や技能者が担当していますので、内容的には充実したものが開催されます。

2.企画した講座・イベント

(1)親子でタケノコと遊ぼう
春になると中央公園内の竹林を観察して、出てくるタケノコを採取して、親子で自然に親しみます。

(2)植物観察会
グリーンライブセンター・中央公園など市内の公園緑地や市外近隣の公園で行う植物観察会です。

(3)グリーンボランティア活動紹介パネル展示
機会あるごとにGV連絡会参加団体をはじめとしたグリーンボランティア活動を紹介していきます。

(4)こどもまつり竹細工
森木会一本杉みどりの会のメンバーを中心に多摩センターこどもまつりの期間に合わせて、竹馬、竹ぼっくり、竹笛などの工作教室を実施します。

(5)ミツバチ講習会
多摩ミツバチプロジェクトの企画でミツバチの生態を勉強しながら、多摩センター周辺に置いてある養蜂箱の見学を行います。

(6)小さな野外博物館「私の木を見つけよう」
小学生を対象にグリーンライブセンターや多摩中央公園で行う自然観察会です。

(7)「木登りドングリ」クラフト
ドングリを人形にみたてたかわいいクラフトを作る工作教室です。

(8)多摩川源流サマーキャンプ報告会
多摩市水辺の楽校が主催する「多摩川源流サマーキャンプ」の報告会を実施します。

(9)緑の探検隊
グリーンライブセンターで長く実施されてい小学生向けの自然体験プログラムを市民企画で行います。

(10)クリスマスリース作り
多摩グリーンボランティア森木会のメンバーを中心に雑木林で取れる材料を中心にしたクリスマスリース作りの講習会です。

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