恵泉祭2021パンフレット
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恵泉女学園大学 学長大日向 雅美昨春から2年近く、私たちはコロナ禍に苦しめられています。未曾有の変化とはかほどのことかとの思いですが、どんなに社会は変わっても、巡る季節の中で変わらず咲く花にどれほど心癒されることでしょう。春浅い日にかぐわしい香りと共にほころんだ水仙や梅の花、入学式が取りやめとなった昨春も、静かに華やかにキャンパスを彩った桜、ぎらつく暑さの中でもまっすぐ太陽に向かったひまわり、秋風にさわやかになびくコスモス等々。それぞれの季節ごとにふさわしく花々は咲いてくれました。どんな逆境にもひるむことなく、たとえ見る人がいなくても、自分らしく健気に咲く花の姿に、人はかくありたいとの思いを抱いておりました。そんなとき届けられたのが今年の恵泉祭のテーマ「咲-SAKU-」。そして、このテーマに託した学生の皆様の思いです。“コロナ禍にあっても花は咲く”とは、まさに恵泉生の凛とした姿に他なりません。皆様を見守ってくださっている河井 道 先生の笑顔が浮かびます。学長あいさつ2写真提供:アートスタジオスズキごあいさつ~コロナ禍にあっても花は咲く~

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