しなやかに凛として生きる

韓国語のスキルを活かしてキャリアアップ
将来は結婚や育児との調和も図りたい

株式会社SBJ銀行 資金チーム
加藤 結佳さん

― Profile ―

人間社会学部 国際社会学科 2014 年度卒

2015年4月、韓国・新韓金融グループに属する(株)SBJ銀行に入行。
横浜支店に配属され、預金・外為を中心に銀行窓口業務を行い、顧客対応に従事。2017年1月より本店の資金チームに異動、現在に至る。
現職での任務は、外国為替業務全般。営業店および金融機関、親会社である新韓銀行との連携も担う。

文化の違いに魅せられ
2度の留学を経て韓国語をマスター

小学6年生の頃、韓国ドラマのファンだった母の影響で、何となく韓国を身近に 感じていました。やがて中学生になり、はじめて家族旅行で訪れた韓国は、日本からわずかな距離にもかかわらず、まったく異文化の国。圧倒され、とても興味が湧きました。

大学へは韓国文化を学ぶために進学。なかでも、恵泉には同国トップクラスの名門 校・梨花女子大学への語学研修プログラムがあると知り、国際社会学科へ進みました。

入学後、ゼミの李泳采(イ・ヨンチェ)先生(本学准教授)の勧めもあり、1年生の夏に同大学で約1ヵ月の語学研修を体験。帰国後、「現地の学生と同じように、語学以外の授業も受けてみたい」という意欲が高まり、翌年、改めてソウルにある聖公会大学で半年間の短期留学に臨みました。

現地では、初の一人暮らしとなる寮生活をスタート。当初は語学の壁や文化の違いに戸惑い、TOEIC800点以上という韓国人学生たちの英語レベルの高さに追いつくのに必死でした。行き詰まってホームシックになった時期もありましたが、徐々に慣れ、最終的には帰国を躊躇するほど楽しい経験に。国際色豊かな友人もでき、今も互いの国を行き来するなど交流が続いています。

入行後も語学力を磨きビジネスレベルに
将来の夢は資金業務のスペシャリスト

留学はもちろん、帰国後に参加したCA(キャンパスアテンダント)活動も学生時代に力を注いだことの一つ。来校者に対してキャンパスの案内役を務めたことで、会話力や社交性を養えたと感謝しています。

卒業後は、日本と韓国の両国に関与する(株)SBJ銀行に入行しました。志望理由は、母体が韓国のメガバンクだったこと。語学力を生かせるうえ、仕事を通じて韓国の経 済や文化に接するチャンスもあると思ったからです。

入行後は、横浜の営業店勤務を経て、本店へ。現在は資金チームに所属し、貿易代金の決済代行を行うリンバースメントや外国送金など、外国為替業務全般を職務としています。さらに、外国為替に関する新人行員研修や社内研修の講師を担当しはじめたほか、内部マニュアルの改正、業務改善提案といったイレギュラーなタスクも新たに経験中。幅広い仕事に携わった分、知識を広げられました。

また、韓国語を使う機会にも恵まれ、業務の中で自然とスキルアップできたことはメリット。入行時の日常会話レベルに対し、今は専門用語も使いこなせるようになり、ビジネスシーンでも問題ないほど上達しました。本店では親会社と連携して業務を進めることも多く、嬉しいことに最近では語学力を頼られ、その連携役を務めています。

今後の目標は、資金チームの職務を極め、資金業務のスペシャリストになること。そのためには、社内で課せられた検定試験や外部研修をいくつもクリアする必要があります。日々勉強で、目下、銀行業務全体の知識を習得できるようファイナンシャル・プランナーの資格取得に向けて奮闘中です。

子育て中の先輩スタッフが人生のモデル
女性管理職をめざし仕事も充実させたい

当行はメガバンクと違い、少人数体制のため、営業店では一顧客の要望を一人の行員がすべて担うシステム。預金から外国為替、融資まで、一通りの銀行業務をマスターする必要があり、入行したばかりの横浜支店時代は本当に苦労しました。

その後、異動に際し、担当していた韓国企業の方がわざわざ来店し、「今までありがとう」「寂しくなるね」とねぎらいの言葉をくださったときは、努力が報われたようで感激しました。思わず、涙ぐんでしまったほどです。

韓国人は、家族をとても大切にするお国柄。この取引先の方だけでなく、職場の上司や先輩も家族のように接してくださり、同僚たちも互いをフォローし合うスタンスが自然と備わっています。育児への理解もあり、女性が長く、安心して働ける環境です。

特に資金チームは女性比率が高く、約8割を占めています。子育て中の人も多く、ワーキングママとして生き生きと働く先輩方の姿を間近で見られるので、女性としてとても参考になります。その影響から、以前は漠然と抱いていただけの結婚・出産願望が変化し、「先輩方のように仕事と子育てを両立し、将来は管理職に就きたい」と、具体的な将 来像が描けるようになってきました。