花とみどりの見どころ

冬の実 (2012.12.8)

2012年12月08日

冬の赤い実。
今日はラテン語の学名と一緒にご紹介。たまには、語源を見てみるのもおもしろいです。

◎フユイチゴ(Rubus buergeri/バラ科キイチゴ属)
Rubus= ラテン語 ruber (赤い、の意)に由来し、本属の果実が赤いことにちなむ。
buergeri= シーボルトの助手として出島に滞在したドイツ人ビュルガーの名にちなむ。

◎ノイバラ(Rosa multiflora/バラ科バラ属)
Rosa= バラの古代ラテン名に由来。その語源はケルト語 rhod あるいは rhodd (赤色の意)であるという。
multiflora= 多花の。many-flowered。

◎サネカズラ(Kadsura japonica/マツブサ科サネカズラ属)
Kadsura= つる植物を意味する日本語のカズラ(葛)に由来する。
japonica= 日本の。of Japan、Japanese。

ちなみに和名「サネカズラ」は、サ(発語)・ナ(滑)・カヅラ(つる植物)が転じたもの。整髪料として使われ「ビナンカズラ(美男葛)」の別名がある。

◎ツルウメモドキ(Celastrus orbiculatus/ニシキギ科ツルウメモドキ属)
Celastrus= 常緑樹のある種につけられたギリシア名 kelastros に由来する。kelasは「後半の季節」の意で、果実が晩秋~冬に樹上にあることを意味するといわれる。
(orbiculatusは載っていないのですが、 orbis= 円、天空、地球、世界、orbiclaris= 円形の、正円形のという意味)


参考図書:「園芸植物大事典」小学館、「植物学ラテン語辞典」至文堂

フユイチゴ(冬苺)

ノイバラ(野茨)

サネカズラ(実葛)

ツルウメモドキ(蔓梅擬)

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