庭づくりのワンポイント(2012年2月)

2012年02月29日

まちで出会った庭や、庭づくりの現場で感じたことなど、まちの庭やみどりについてつれづれに書いていきたいと思います。
最近こんなご相談が受けることが多くなってきました。『自家用車を手放すことになったので、駐車場を庭にしたいのですが、どうすればいいですか』と、わたし自身を顧みましても、子どもたちが小さい頃は夏休みにキャンプに出かけたり、急病の折には病院に連れて行ったり、車は今よりもずっと必要な道具でした。でも子どもたちが独立しつつある今、車は週日は駐車場に置かれたまま、週末もほとんど乗られる事はありません。首都圏の貴重な土地、これほどもったいない事はないと思います。
早速、コンクリートの舗装を剥がし、穴の空いたブロックを敷き、隙間に芝生を植えることをご提案しました。これで降った雨も土の中に戻っていき、気化する水分は、周辺の熱を奪って夏の暑さを和らげてくれることになります。まわりには中低木を植え、いずれは落ち着いた庭となるでしょう。長い間コンクリートで固められていた地面が久しぶりに水を吸い、息をし始め、やがて木や草が甦ってくる風景は見ていてほっとするものです。

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芝生も生える穴の空いたブロックによる駐車場

2012年02月25日

昨年の12月にハボタンの寄せ植えをつくりました。

真ん中を高く盛り上げ、ハボタンを敷き詰めたら、こんもりとした立体的な寄せ植えとなりました。

寒い冬のあいだはハボタンは生長せず、そのままの姿なので、ギュッとまとめて植えても大丈夫ですし、茎が土の中に埋まっても問題ないので、深植えの心配もなく、好きな高さで植えることができます。

今年の厳しい寒さで傷んだハボタンはその部分だけ抜いてパンジーなどを植えるときれいに仕上がります。

 

2012年02月16日

イギリスの庭園の歴史を見ると、イギリスで生まれたひとつの様式の庭園が国内で次々と作られ、その様式の庭園が国外にも作られていくという、イギリス庭園史上のハイライトとでも言うべき時期が2度ある。そのひとつは18世紀のイギリス風景式庭園で、もうひとつは20世紀のボーダー花壇を備えた花の美しい庭園である。風景式庭園はイギリス国内ではローシャムパーク、ストウ、ストアヘッドなどがあり、日本では新宿御苑の中にイギリス風景庭園とよばれる日本で唯一の庭園が設けられている。一方、ボーダー花壇を備えた花の美しい庭は現在のイギリスの各地にあり、夏に多くの人が日本から訪れるのは主にこれらの庭園である。いくつかの名を上げると、ヒドコート・マナー、シシングハースト・キャッスル、ウィズレーガーデン、ナイマンなどよく名の知られた庭園が含まれている。日本でも恵泉蓼科ガーデン、バラクラ・イングリッシュガーデン、アンディー・ウィリアムガーデン、紫竹ガーデンなどの名が上げられる。このコーナーでは、これから何回かに渡ってこれらの花の美しい庭園を取り上げて紹介する。今回はこの様式の庭園のさきがけとなったヒドコート・マナーガーデンを紹介する。

ヒドコート・マナーガーデン(Hidcote Manor Garden)その1の続きを読む

長い芝生の散策路。

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