京都・奈良ゼミ旅行に参加して 日本語日本文化学科

2019年01月07日
 投稿者:3年大門弥生さん
 ゼミ/授業名:3年稲本ゼミ

皆さん、こんにちは。今回は3年稲本ゼミのゼミ旅行について報告します!

私たち稲本ゼミでは、10月24日から26日にかけて京都・奈良にゼミ旅行に行ってきました。初日は奈良を訪れ、興福寺北円堂、興福寺国宝館、東大寺南大門、正倉院、東大寺ミュージアムなど、寺社やそれに関連する博物館を巡りました。2日目は『源氏物語』の宇治十帖の舞台となった宇治へ行き、平等院鳳凰堂や宇治上神社、そして宇治市源氏物語ミュージアムを見学しました。9月にリニューアルオープンした宇治市源氏物語ミュージアムでは、京都のケーブルテレビの取材を受けました。最終日は、京都市平安京創生館で袿や狩衣の着衣を体験し、京都御所、三十三間堂を見学後、京都国立博物館で開催されていた「京(みやこ)のかたな」展で数多くの日本刀やそれに関連する作品を鑑賞する充実したゼミ旅行でした。

特に最終日は、体験する機会があまりない袿や狩衣を着る経験ができて非常に楽しかったです。今回のゼミ旅行では、座学では学ぶことができない作品や物語の世界を実感できました。

宇治市源氏物語ミュージアム
京都市平安京創生館

担当教員:稲本 万里子

現在の研究テーマはふたつ。ひとつは、平安時代の末に後白河院によって制作された絵巻群が、どのような意図をもって作られたのか、政治的な意味を探ること。もうひとつは、平安時代の「源氏物語絵巻」から現代の『あさきゆめみし』まで、数多く描かれた『源氏物語』の絵、すなわち源氏絵の作品研究と、源氏絵の展開を明らかにすることです。そのために、源氏絵の画像データベースを作成中。写真は桃山時代の源氏絵です。

稲本 万里子