イタリア文化現地研修に行ってきました! 歴史文化学科

2012年08月23日
 投稿者:伊藤 拓真
 ゼミ/授業名:文化現地研修(イタリア)

7月31日から8月9日まで、イタリア文化現地研修に行ってきました。
イタリアは例年にない猛暑でしたが、参加者25名、無事に帰国しました。

10日間かけて、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ポンペイ、アッシジの5都市を訪問しました。これまで文化学科(2013年度より歴史文化学科)の授業で学んできた歴史的遺構や美術作品を、実際に体験する機会です。
イタリアは歴史と美術の宝庫、全ての町で、世界遺産を見学することができました。

参加者の感想の一部をご紹介します。

今回の研修ですが10日もあると長いなあ、と初めは思っていました。しかし、実際に振り返ってみて、あっと言う間の10日間だったと感じています。
同じ国であるにも関わらず、少し移動しただけで町の雰囲気、様子が大きく違ったことに驚いたり、様々な美術館、聖堂を回ってみて、書物だけでは分からなかったそれぞれの建築や内部の違い、繊細さを感じたりすることが出来て、とても良かったと感じています。
今回は様々な場所に行くために短い時間で回った形だったので、次に行くとすれば一つのものをじっくり時間を掛けて見てみたいと思いました。
他にもスーパーで買い物をしたり、バールでコーヒーを飲んだりと、文化現地研修という名の通り様々な意味での文化に触れ、体験出来て、とても楽しく、充実した10日間でした。

3年 O.M.さん

初めて海外に出てイタリア語を取っていなくてその上英語も苦手でせめて英語くらいは真面目に勉強しておくんだったと本気で後悔させられました...。
次に海外に行く時のために語学をきちんと勉強します!
でも他学科の人たちと親睦を深められたし研修がとても楽しかったです。
事前に調べたのがフィレンツェだったのですがミケランジェロ広場から見た景色に感動しました。
ヴェネチアもすごく良かったです。
研修が終わるのが本当にあっという間でした。

3年 S.S.さん

元々、この研修に興味を持ち恵泉に入った事もあり現地に行く事が出来てとても嬉しく思いました。写真やTVでしか見られかった建物、絵画を実際にこの目で見、様々な雰囲気をこの身体で感じる事が出来て感動しました。あっという間の10日間でしたが、私にとってはとても充実した10日間だったと思います。

2年 M.M.さん

研修に行く前までは「10日間は長いな」と思っていましたが、今思うとすごく短く感じます。
教科書やテレビで見た建物や世界遺産を実際に見ることができ、本当に感動しました。現地に行かないとわからないことも多くあったので今回この研修に参加することができて本当に良かったです。
特に自分が担当したアッシジの「サンタ・キアーラ教会」は撮影禁止のため現地に行くまで外観の様子しか知りませんでした。でも自分の目で内部を見ることができ、本当に良かったし一番心に残っている場所です。

3年 T.H.さん

現地に行ってみて、基本的に想像以上のスケールの建物や絵画ばかりでただただ驚くばかりでした。個人的にはシスティーナ礼拝堂、ミケランジェロの最後の審判を目の前にしたときが最も感動して、言葉がでませんでした。あとはイタリア語を履修していましたが現地に行ってみてもどかしい思いばかりで悔しかったので、もっとイタリア語を話せるようになってもう一度現地に行きたいと思いました。

3年 K.E.さん

入学したときからイタリア研修に参加したかったので、今回行けて良かったです。授業や研修前の調査で、わかったつもりになっていましたが、それは本当に 「つもり」で実際に行ってみるのでは大違いでした。世界遺産が多くある都市ということで、なんとなく京都のようなきれいな街を想像していましたが、実際は生活臭あふれるというか、彼らにとって歴史の遺物があるのは当り前のことなのだと伝わってきました。

4年 K.S.さん

参加した皆が、10日間はあっという間!という感想でした。
また普段の授業では一緒になることのない他学年や他学科の友人ができたのも、研修ならではです。

今回の研修で学んだこと、これからの勉強に活かしてくださいね。

伊藤 拓真

ヴェネツィアの表玄関をバックにして

ヴァチカン美術館での作品鑑賞

担当教員:伊藤 拓真

イタリア文化、特にルネサンス美術を専門に研究しています。  テレビ、ポスター、雑誌など、現在の社会で私たちは大量の視覚イメージに取り囲まれています。美術の歴史を学ぶことを通じて、身の回りにある様々な視覚イメージをもう一度新鮮な気持ちで見つめ直してみませんか。

伊藤 拓真