紅茶を飲みながら、フランス語圏の社会について学びませんか? 国際社会学科

2010年07月27日
 投稿者:荒又ゼミ3年生一同
 ゼミ/授業名:荒又ゼミ

荒又ゼミは、フランス語圏の社会について学ぶゼミです。今年は、宮島喬編『移民の社会的統合と排除―問われるフランス的平等』(東京大学出版会2009年)をテキストに、移民たちがフランス社会で生きていく難しさについて勉強しています。 一人1章を担当してレジュメを作り、その発表をもとに議論しています。フランスFSに参加して、移民について実地で学んだメンバーも多いので、毎週、4限という眠い時間にもかかわらず(!?)、がんばっています。

ほかのゼミと少し違うところは、先生の研究室で授業をしていることです。紅茶を飲んだり、お菓子を食べたりして、くつろいだ雰囲気で議論できるので、緊張せずに話せます。議論をしっかりすれば、自由なゼミです。
また、先生の研究室に並ぶ本から、気になったものを借りて読むこともできます。フランスについての本だけではなく、いろいろな本があります。
ゼミは、少人数なので仲良くなれます。荒又ゼミのメンバーは、ほわんとした人が多く、パンにたとえるなら、フランスパンではなく、ハイジの白パンやチョココルネのような柔らかい感じです。 先生は、外見よりもスパイシーなところがあって、お菓子にたとえるなら、「シゲキックス」(最初はすっぱいけれど後から甘くなる)や「すっぱいぶどうにご用心」(三つ入りのガムでひとつだけすっぱいけれど外見ではわからない)のような感じです。
フランスの移民について日本で学ぶため、恵比寿の日仏会館図書館で本を探したり、比較の観点から東京で外国人が集まる地区に出かけたりもしています。夏休みには、ゼミ合宿で、卒論のテーマなどを4年生と議論する予定です。

ゼミ室はこんな感じ!

日仏会館のそばに「花より男子」の舞台が!

新大久保で韓国風のかき氷を試食

担当教員:荒又 美陽

パリの景観が専門というと、華やかで美しいばかりに思われるかもしれません。でもそれは、イメージが現実とは違うところで一人歩きしているからです。パリも人間が生活を営んでいる都市ですから、たくさんの問題があり、景観にもそれが現れています。授業では、イメージと現実の差やその社会的背景を考えていきます。

荒又 美陽