100字でおすすめ!

新しく入った本の中から、これはぜひ!と思う本をスタッフが選び、100文字で紹介しています。これらの本は文庫棚の上に並べておりますので、まずは手にとってみてください。

職業の経済学

阿部正浩(他)編著 中央経済社(366.2/A)

仕事は世につれ。技術の進歩によって、消えていくものもあれば、新しく生まれるものもある。今どんな職業があるのか、種類別にわかりやすく解説しており、これからどんな職業に就こうか迷っている人はもちろんのこと、既に働いている人も、自分の仕事以外の他の業種について知るのもよいかもしれない。(Y)

 

未来にツケを残さない : フードバンクの新しい挑戦 : 誰でもできるフードバンクの作り方

糸山智栄 [ほか] 著 高文研(611.3/M)

世界中でたくさんの人びとが飢餓に苦しんでいる一方、賞味期限が近い、食べられるにも拘らず流通ルートに乗せられないなどの理由で、膨大な量の食品が棄てられている。何とも勿体ないことだと、常々感じてはいたのだが(私も、ものを無駄にしていると反省)。本書は、そうしたものを集めて必要としている人たちに提供する活動を紹介するとともに、積極的な参加を呼びかけている。(Y)

 

いわさきちひろ:子どもへの愛に生きて

松本猛著 講談社(726.5/I)

いわさきちひろといえば誰もがにじむような水彩で描かれた子どもを思い浮かべるのではないか。そこには子どもへの優しい眼差しや柔らかな世界が感じられる。彼女の息子によって書かれた彼女の生涯をたどると、こうしたちひろ独特の世界は、平和への強い思いや不正への怒り、自分を貫く強さといったものの上に築かれていることがわかる。今年はいわさきちひろ生誕100年。絵だけでなく、そこに込められた願いにも目を向けたい。(M)

 

だから、居場所が欲しかった。:バンコク、コールセンターで働く日本人

水谷竹秀著 集英社(334.4/M)

私たちは当たり前のようにコールセンターに電話をして日本語でやりとりをする。でも電話の相手は日本ではなく、バンコクにいるかもしれない。経費節減のため電話による受注業務は海外に移しているのだ。利用者にとってはセンターがどこにあろうと用件を日本語でできればいいのだから、企業としては人件費の安いところにセンターを置くという選択になるのだろう。そこは日本では生きづらい人たちの居場所となっているのか、縛られずに自分らしく生きられる場所なのか、5年後、10年後に彼(女)らはどうなっているのか。何人もの人たちへの取材から今の日本の社会の抱える問題が見えてくる。(M)

 

 

歌う鳥のキモチ  

石塚徹著 山と渓谷社(488.1/I)

早朝聞こえてくる鳥の声はとてもさわやかな感じがする。しかし鳥たちの歌はもちろん人間のためにあるのではなくパートナーを見つけ、子育てをする人生(鳥生?)の営みの成否がかかっている大切なものなのだ。自分の持ち歌全曲を次々とガンガン歌いまくる独身時代に対し、既婚の雄鳥の歌とは?小声で歌うときとそうでない時の意味の違い、また鳥の「キモチ」と歌い方の関係は?など、膨大な文献やデータに基づいているはずの研究成果が驚くほどわかりやすく説明されている。読んだあとは鳥の声が違ってきこえてきそう。(A)

 

うつも肥満も腸内細菌に訊け!

小澤祥司著 岩波書店(491.7/O)

最近はヨーグルト一つ買うのでも色々違った種類の腸内細菌の名前やその機能が容器に記されていて、買うのに 迷ってしまいそうな時がある。そんな私たちの日常にもお馴染みとなっている「腸内細菌」だが、本書のタイトルにもあるように、腸などの消化器の健康にとどまらず人間の脳と腸との相互の影響関係を通してありとあらゆる人間の心身の問題に関りがあることがわかってきた。現代人必読の「腸-脳軸関係」と「腸内細菌」の入門書。(A)

 
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