【報告】園芸課外活動で田んぼ周りの雑木林手入れをしました

2012年02月10日

「もっと日が当たるように雑木林を手入れすれば、もっと収穫できるはず」という儀平さんのアドバイスに従い、1月27日、2月8日と二日間にわたり、田んぼの周りの雑木林の手入れをしました。
学生・教職員、NPOみどりのゆび、地域の方々、二日間で延べ30名が参加。

一日目は、前日の雪が残る中、田んぼ寄りの太めのクヌギ等を男性陣がチェーンソーで伐採。
太い幹は、田んぼでご飯を食べるときの椅子に使う予定です。
太い枝は、はざ掛け用の竹を置く台の脚にするため、長さをそろえておきました。
切り株からは、今年春、新しく芽が出てくるでしょう。

学生は、ノコギリで細めの常緑樹を切りました。
中には直径15cm以上の大物を、根気よく切り倒した学生も...

クヌギ等の落葉樹を伐採して萌芽更新し、常緑樹を切ることで雑木林の中を明るくします。
田んぼの日当たりもよくなり、今年の稲の生育への期待も高まります。

二日目は、伐採の続きと、一日目に切った木のうち、細い枝葉の一部を燃しました。
灰は畑の肥料とします。

二日間とも、お昼ご飯は、自分たちで育てたお米を釜で炊いていただきました。
簡易のかまどに、薪を入れて火を起こして一時間ほど。
炊事班の学生2名が、悪戦苦闘しながら炊いたのですが、いい具合にお焦げもできて...初めてとは思えない出来上がりでした。
そのご飯のおいしかったこと。

お味噌汁は、地元の小林文重さんの自家製味噌で作りました。
具は恵泉の教育農場から、ハクサイ、ダイコン、ホウレンソウ。
おいしいはずです!

地元の方々と一緒に体を動かし、一年を通して田んぼの再生に関わってきた学生は、たくさんのものを吸収し学んでいます。
田んぼを始めて二年目となる2012年度、私たちが手を入れることで、より多様な生き物がにぎわう場所になったなら、少しは恩返しできたことになるでしょうか。