心理・教育研究室

本学の社会園芸学科は、心理学と園芸学が一緒に学べる日本で唯一の学科として展開されています。心理学は単に研究室の中の実験だけで成り立つ学問ではありません。むしろ、特定の文化や社会と不可分の関係で生きている人間とその行動を分析対象とする学問です。
「心理・教育研究室」は、学生への教育・支援態勢を充実させると共に、地域との連携プログラムや学内の関連行事参加の推進を通して、研究室を地域に開き、学生たちの学びにいっそうの幅と深度をもつことを目的としています。たとえば、2017年度には、日本教育心理学会総会に3年ゼミ生が教員と同行し、学生参加費を支払って学会の研究発表やシンポジウムなどの学びを体験しました。
本学の心理学の学びの特色は「心と身体の繋がり」を重視しています。そのため、こうした地域との連携を強める可能性を秘めていると言えましょう。

「心と身体の繋がり」を重視した心理関係科目

社会園芸学科で「心と身体の繋がり」を学べる科目には次のようなものがあります。

対人援助論

対人援助は、生活上の困難や悩みを抱え、援助を求める人たちを支援することだと考えられます。そして、そのための専門的な知識と技法を学び、それぞれの方の状況の改善に働きかける仕事が対人援助職になります。それは、医療・保健領域、福祉領域、教育領域など多領域にわたります。たとえば職種で言えば、看護師、言語聴覚士、心理士、保育士などその他多数です。
その基本は、専門的な知識はもちろんですが、相手を理解する力と自分自身を振り返る力、それに努力できる心構えをもつことだと考えられます。
本授業では、専門職養成が目的ではなく、自分を分かること、他者を分かろうとするための基本的心構えを身につけることを目的とし、ロールプレイングやワーク、焦点を絞ったディスカッションを多く取り入れます。この学びの体験を通じて、各自が視野を広げられるような学習を行います。

リハビリテーション

リハビリテーションでは、生身の自分が生身の他者に出会う過程を中継ぎにして、滞った身心の動きに気づき(自己覚知)滑らかにしてゆく(制御する)ことが求められます。
ですから、身体の動きを制御する構造と機能、心理について理解しておかなければなりゆきを展開させることができません。講義と実技を併用して展開しつつ、他者の身体運動評価と働きかけるための視点を養成することを目的とします。

東洋医学健康講座

3年次に学園祭(恵泉祭)で 専門家の先生の指導のもと『東洋医学健康講座』を開催しています。

また、恵泉祭や"ファーマーズマーケット"では『心理学専門古書・絵本や児童書の古書販売』も行っています。

社会園芸学科の学生たちは、これまでも大学院や専門職養成校などへの進学、卒業論文の学会発表などを活発に行っていますが、今後、地域の人々に開かれた「心理・教育研究室」活動を充実することで、さらに社会の中で生き抜く力を身につけることを目標としています。

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