平和学研究科長の挨拶

平和を創造する担い手を育成します

20世紀、二度の悲惨な世界大戦と長く続いた米ソの冷戦時代、その後の内戦やジェノサイドを経験し、科学技術の発展が貧困をなくし輝かしい平和な時代になるという期待は、根底から覆されました。21世紀に入って10年目を迎える今日、武力紛争や暴力、ジェンダー差別や人権侵害、貧困や飢え、そして地球温暖化に代表される環境危機、投機マネーなどが引き起こす食糧価格の高騰等、深刻な問題が私たちの前に立ちはだかっており、解決の兆しは見えていません。

2007年4月に創設された大学院人間社会学研究科は、2009年度からその名称を日本初の「平和学研究科」に変更致しました。名は体を表します。本研究科は、矛盾と問題に満ちた今日の世界を研究対象として、「地球市民として生きる」をキーワードに平和への道筋を見出すことを目指します。私たちは、直接的暴力と構造的暴力を否定し、積極的に平和を創造することを目指す女性に、専門的な知識、現実の複雑さをすくいとる洞察力、実践的な行動力をはぐくむカリキュラムを提供したいと思っています。

修士課程終了後の進路は、国際機関や国際協力組織、NGOやNPO、教育現場や研究所、博士課程、公務員や民間企業などさまざまです。これまでに世界平和に貢献した偉人も、最初は学ぶことから始めました。あなたの想い描く平和のために、ここから第一歩を踏み出しませんか?

研究科長 上村 英明

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