人文学研究科長の挨拶

このたび恵泉女学園大学大学院人文学研究科(文化共生専攻)では、専修免許(国語)課程を開設いたしました。言語・文化に関する専門知識に裏打ちされた、高度な教養を兼ね備えた人材を養成する覚悟を新たにいたしております。国語科教員として教壇に立っておられる先生がた、これから、教壇を目指すかたがたに、ぜひお越しいただきたいとお待ち申し上げております。

すでに本研究科の日本語教育養成課程を修了した卒業生は、本研究科での学びをもとに世界に羽ばたき活躍いたしております。手厚い指導と国内外での実践の機会を得て鍛えられた自信と広い視野、長年に亘る本学ならではの日本をはじめアジアに広がるネットワークが卒業生の活躍を支えています。

また文化交流論を専門にして旅だった卒業生も、人文学に基礎を置く大学ならではの、人間とは何かを問う視座を持ち、洞察力を磨く数々の学びの機会を経て、それぞれの専門分野を生かした場で活躍いたしております。

自分とは違う<他者>と向き合い交流していくことが使命となった今日、世界の多様な文化の豊かさに共感できる、同時に出会いによって生まれた歴史的、現代的課題に対しても恐れずに未来を展望できる、そして架け橋となり発信することができる多文化共生の担い手が今ほど求められているときはないでしょう。

本研究科における日本語教育科目群、専修免許(国語)課程科目群、文化交流科目群、そして共通科目群の網羅的、学際的学びの場が、ゆるぎない職業人としての一歩、研究者への一歩、さらに20年先、50年先への洞察力を獲得する一歩となりますことを願ってやみません。

杉山恵子

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